解説
それでは解説です。さまざまな解き方がありますが、ここではそのひとつを紹介します。
前ページ:【解答フォーム】自力で解きたい方はこちらへ! 以下は問題の答えです
今回の解き方をまとめた図がこちらです。
ポイントは、「面積が等しい図形」を見極め、活用することです。
この流れに沿って問題を攻略していきましょう!
面積が等しい図形はどれ?
下の図のように、A、Bでない部分の図形をそれぞれC、Dとします。
CとDの関係を知るために、下の図のように扇形の交点を通り長辺に対して垂直な線(赤線)を引きます。CとDは赤線を軸として左右対称であるため、面積は等しいです。
以上より、面積が等しい図形を同じ色で示すと、下の図のようになります。
AとB、CとDのの面積がそれぞれ等しいため、長方形の中にある図形の面積の関係は、A+C=B+Dと表すことができます。
よって、A+CもしくはB+Dの図形の面積を求めることができれば、求めた面積を2倍することで、長方形の面積を求めることができます。
扇形であるB+Dの面積を求める
BとDを組み合わせた図形に注目すると、この図形は半径が6cm、中心角が90度の扇形であることがわかります。
したがって、B+Dの面積は、6×6×π÷4=9πcm2です。
長方形の面積は扇形2つ分
長方形の面積は、B+Dの面積を2倍することで求めることができます。
したがって、長方形の面積は、9π×2=18πcm2となります。
答え:18πcm2
それではまた次の算数ノートでお会いしましょう!
「ひらめけ!算数ノート」のバックナンバーはこちらから!
【前回の算数ノートはこちら】
【あわせて読みたい】