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 チームとして動く

2018年は編集部の体制の見直しの時期だった。何か問題が発生するたびに改善して、というのを繰り返してたね。

毎週の会議時間も長かったですね。

山森さんを中心に、未整備だったものを整備していった時期。毎週のように問題提起がされて議論した。今のスムーズな体制があるのはこの時期に揉みまくったからだね。

組織化が進みましたね。

そう、そして事業としての安定性を感じたのが夏で、この調子なら会社としてやっていけるな、と思った。で、会社としてやっていく上でのコンセプトは、ということで「楽しいから始まる学び」というのが確立された。

夏頃にはもう、伊沢さんは起業を意識していたということですよね?

そうだね。QuizKnockで生きていこうと。2018年の夏って、かなり調子が良くて。

書籍がたくさん出たから、露出も多かったね。

4件あったもんね。
2018年の夏に発売された書籍の一覧。4種類計5冊。

だから注目度は高かったよね。大変だったけど……。

マジで大変だった。

毎日のようにオフィスに集まってましたね。

覚えてる? 何かの打ち上げでカラオケ行ってさ、でも俺は自分の担当箇所が作り終わってないから、カラオケで作業してて……。

あったね~。伊沢さん、朝5時まで英語の謎解き作ってるの。歌いながら。

多分それ僕はいない回ですね、そんなのあったんだ。とにかくしんどかったけど、でもその分いろんなノウハウが蓄積されましたね。

そうだね。編集部内の連携も強まったし、何よりQuizKnockとしては、メンバーそれぞれ、何が向いているのか向いていないのか、が分かるようになったのが大きい。しかも、QuizKnockの知名度アップにも貢献したし。

今でも結構売れてますしね。

そう、平積みにされてる。良いよね。

各書籍についてそれぞれリーダーを決めたから、それによって各人が成長できたのも大きいね。役割分担もちゃんとできたし。

コミュニケーションが上手くなったね。

チームとして動く、という意識ができたね。

今に繋がってますね。

QuizKnockのこれから

2019年になると、またライターも増えて……。以降はご覧の通り、って感じですかね。

2019年は、皆さん気付いてるか分からないけど、記事の本数が増えてます。

しかも、これからどんどん増える予定です。

そう。Yoshida・オグラが編集部に入ったことで、余裕ができたんですよね。今後の展望についても話しておきますか。

データが取れてクイズができて、という他のメディアにない強みを生かして、大きくしていきたい。そして最終的には、QuizKnockに立ち寄れば、何か知らないことを知るきっかけ、第一歩が踏み出せるようにしたい。そこから進むのは個人に任せるけど、一歩目を約束できる場所にしたいですね。

全く知らないことは、検索しても調べられないからね。引き出しをたくさん作ってあげる、って感じだよね。

それこそクイズという親しみやすい切り口なわけだから、その一歩目も踏み出しやすいし。

QuizKnockを「知のアーカイブ」にしたいね。

おまけ:お知らせ

今回の座談会収録時に使用した「QuizKnock超詳細年表」が掲載されている『QuizKnockファンブック』が10月23日に発売になりました! こちらもあわせてお楽しみください。

今後とも、QuizKnockの応援をよろしくお願いいたします。

(2019年10月3日収録)

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この記事を書いた人

QuizKnock編集部

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