【特別座談会】編集部が語るQuizKnockのこれまでとこれから【後編】
スペシャルQuizKnock編集部2019.10.27
チームとして動く
2018年は編集部の体制の見直しの時期だった。何か問題が発生するたびに改善して、というのを繰り返してたね。
毎週の会議時間も長かったですね。
山森さんを中心に、未整備だったものを整備していった時期。毎週のように問題提起がされて議論した。今のスムーズな体制があるのはこの時期に揉みまくったからだね。
組織化が進みましたね。
そう、そして事業としての安定性を感じたのが夏で、この調子なら会社としてやっていけるな、と思った。で、会社としてやっていく上でのコンセプトは、ということで「楽しいから始まる学び」というのが確立された。
夏頃にはもう、伊沢さんは起業を意識していたということですよね?
そうだね。QuizKnockで生きていこうと。2018年の夏って、かなり調子が良くて。
書籍がたくさん出たから、露出も多かったね。
4件あったもんね。
2018年の夏に発売された書籍の一覧。4種類計5冊。
だから注目度は高かったよね。大変だったけど……。
マジで大変だった。
毎日のようにオフィスに集まってましたね。
覚えてる? 何かの打ち上げでカラオケ行ってさ、でも俺は自分の担当箇所が作り終わってないから、カラオケで作業してて……。
あったね~。伊沢さん、朝5時まで英語の謎解き作ってるの。歌いながら。
多分それ僕はいない回ですね、そんなのあったんだ。とにかくしんどかったけど、でもその分いろんなノウハウが蓄積されましたね。
そうだね。編集部内の連携も強まったし、何よりQuizKnockとしては、メンバーそれぞれ、何が向いているのか向いていないのか、が分かるようになったのが大きい。しかも、QuizKnockの知名度アップにも貢献したし。
今でも結構売れてますしね。
そう、平積みにされてる。良いよね。
各書籍についてそれぞれリーダーを決めたから、それによって各人が成長できたのも大きいね。役割分担もちゃんとできたし。
コミュニケーションが上手くなったね。
チームとして動く、という意識ができたね。
今に繋がってますね。
QuizKnockのこれから
2019年になると、またライターも増えて……。以降はご覧の通り、って感じですかね。
2019年は、皆さん気付いてるか分からないけど、記事の本数が増えてます。
しかも、これからどんどん増える予定です。
そう。Yoshida・オグラが編集部に入ったことで、余裕ができたんですよね。今後の展望についても話しておきますか。
データが取れてクイズができて、という他のメディアにない強みを生かして、大きくしていきたい。そして最終的には、QuizKnockに立ち寄れば、何か知らないことを知るきっかけ、第一歩が踏み出せるようにしたい。そこから進むのは個人に任せるけど、一歩目を約束できる場所にしたいですね。
全く知らないことは、検索しても調べられないからね。引き出しをたくさん作ってあげる、って感じだよね。
それこそクイズという親しみやすい切り口なわけだから、その一歩目も踏み出しやすいし。
QuizKnockを「知のアーカイブ」にしたいね。
おまけ:お知らせ
今回の座談会収録時に使用した「QuizKnock超詳細年表」が掲載されている『QuizKnockファンブック』が10月23日に発売になりました! こちらもあわせてお楽しみください。
今後とも、QuizKnockの応援をよろしくお願いいたします。
(2019年10月3日収録)