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「卒業旅行、ここ行った!」、今回は、この春大学院の修士課程を修了した松林が担当します。執筆は昨年に引き続いて2回目です。

みなさんは、JRの在来線で最も「長い」路線はどこかご存じでしょうか?

正解は、京都駅から山陰地方を通って山口県の幡生はたぶ駅までを結ぶ「山陰本線」。その全長は600km以上にも及びます。

▲青色の線が山陰本線。とんでもなく長い。(画像:OpenStreetMap contributors CC BY-SA 4.0)

鉄道での旅行が好きな私は、「ぜひこの路線を一度乗り通してみたい!」とかねてから思っていました。そして、路線の始点でもある京都に住んでいる今、この乗り通しをぜひ断行しようと思い立ったのです(修士課程修了後も京都大学の博士課程にそのまま進学するので、春からも京都には住み続けるのですが)。3泊4日の旅程で、山口に向かいます。

京都を出発!

まず、山陰本線の起点駅である京都駅を出発します。600km以上に及ぶ長い旅の始まりです。

途中で下車したのは、兵庫県北部にある餘部あまるべです。

この餘部駅、橋梁きょうりょうと海を同時に臨むことができる展望台からの景色が絶景として知られています。運が良ければ、海をバックに走る列車の写真を撮れることも!

▲線路と海を同時に見渡すことができる。青空が気持ちいい!

ちなみに、この餘部駅ができる以前の1950年代までは、付近の集落の住民は線路を歩いてトンネルをくぐり、隣の駅まで行く必要があったそうです。そんな中、地元の方の希望により、餘部駅は誕生しました。餘部駅は、周辺の住民の移動手段としても重要な存在でした。

▲駅からの下り坂では、かつて橋梁を支えていた赤い鉄塔を見られる

米子駅から港町の境港へ

列車は鳥取県に入り、県内有数の街・米子よなごに到着。ここから、少し寄り道をして日本海側の漁港で有名な「境港さかいみなと」を目指します。

ここで突然ですがクイズです!

境線には、『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターたちがラッピングされた列車も走っています。

▲妖怪たちによる車内アナウンスも楽しい

境港では、妖怪ブロンズ像が立ち並ぶ水木しげるロードや、日本海で採れた海の幸を楽しみました!

島根県の世界遺産・石見銀山に寄り道

最後は、島根県にある世界遺産の石見銀山いわみぎんざんに向かいます。

石見銀山は戦国時代から江戸時代にかけて銀の採掘が行われていた鉱山で、最盛期には世界の銀のおよそ3分の1を産出していたとも言われています。

採掘のために掘られた坑道は「間歩まぶ」と呼ばれており、特に大きい「龍源寺間歩りゅうげんじまぶ」が観光客に公開されています。

▲奥に続く「龍源寺間歩」
▲坑道の中にも植物がみられる

その他にも、立ち入りはできませんが、小さい「間歩」も道中に多く見つかります。

石見銀山には、他にも瓦屋根の木造建築が建ち並ぶ「大森町」などの見どころもあります。身分によって住む場所が異なるのが一般的な江戸時代でしたが、大森町ではめずらしく町屋や武家屋敷などの建物が混在していたそうです。

▲どこか懐かしい風景

ついに終着駅に到着!

始発駅である京都駅からはるばる600km以上、4日間をかけて山陰本線の終点である山口県下関市の幡生駅に到着しました!

▲普段は何気ない駅名表示にも喜びがひとしお

普段生活している京都からはるか遠くの山口県までが一本の線路でつながっており、その路線を自分が走破できたと考えると、何か感動的な気持ちになりました。

次回の「卒業旅行、ここ行った!」もぜひお楽しみに!

フォトギャラリー

▲山陰本線は海が見える路線としても有名
▲テレビCMでも有名な角島大橋
▲「玄武岩」の名の由来になった玄武洞
▲鳥取砂丘。途中で雨が降ってきて、急いで帰った

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この記事を書いた人

松林 陸

京都大学大学院理学研究科・修士2年の松林 陸です。普段は大学のサークルでクイズをしています。 大学では物理学を専攻しています。好きなものはクイズと旅行と科学。読者の方の日々に「ちょっとした学び」が生まれるような記事を書けるように頑張ります。

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