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どうもこんにちは、志賀玲太です。

▲これは志賀とは何の関係もない大根

積読を消化することは「部屋の片付け」だと認識しているので、一向に部屋が片付きません。片付けようとすると本読んで終わりますからね。

さて今回で2回目となる私、志賀の連載企画「ボツにはさせません」。この連載では「わざわざ記事にするまでもないような企画」を拾い集め、力づくで形にすることを目標としています。

最初から転ぶことがわかっていれば、怖くない。そんな心持ちで挑んでいきたいと思っています。

▲これは前回の記事

そして、今回から連載のサムネイルができました。社内のデザイナーさんに作っていただいたのですが、カオスな感じが非常にいいですね。私の部屋と、頭の中もだいたいはこんな感じです。

絶対「出ない」グッズを考えたい。

先頃、QuizKnockの公式通販サイトである「QurioStore」がオープンしました。

スウェットパーカートートバッグなど、QuizKnockらしいモチーフを盛り込みつつも普段使いしやすいようなアイテムが揃っていて、何とも魅力的なラインナップです。個人的に好きなのはトートバッグですかね。結構丈夫な作りで嬉しい。

▲“三態” トートバッグ

グッズで思い出したことなんですが、以前「QuizKnockの新グッズを出ない順に考えよう」という企画を(半ば勝手に)考えていたことがありました。

QuizKnockではかつて、YouTubeのサブチャンネル「QuizKnock会議中」にて「献言フェッセンデン」というラジオ動画を定期的にリリースしていたのですが、自分が出演する回にやろうとしてしょうもないことにしかならないだろうからとお蔵入りにしていた企画です。

そのとき結果収録することになったのが「存在しない思い出話をしよう!」の回なので、今となってはそれが正しい選択だったのかはわかりません。

▲献言フェッセンデン「存在しない思い出話をしよう!」

今回「QurioStore」に並んだ新商品も、先日のLINE LIVEで販売されたようなグッズも、(これは当たり前のことですが)多くの人が欲しいなと思ってくれるようなものを真剣に考えたうえで作られています。

アーティストのライブでも、アクスタやブロマイドなど、販売されるグッズの基本は応援する側にとって「飾って嬉しいもの」「集めて楽しいもの」です。さらに近年では、日頃使える日用品をグッズとして販売するようなアーティストも現れています。

しかし、だからといってベタばかりではマンネリになってしまうものです。ときには「出ない方」からグッズを考えることで新しい可能性が開けるのではないか。私はそう思ったわけです。

というわけで、今回はあらためて、QuizKnockの新グッズを出ない順にいくつか考えてみることにします。

エントリーNo.1「QuizKnockヌンチャク」

※写真はイメージです。

まず、QuizKnockと武器とはきっと相性が悪いことと思います。我々は「楽しいから始まる学び」を掲げ、知識と頭脳、ラブとピースでここまでやってきたわけですから、暴力なんてもっての他です。

したがって、こうした武器がグッズとして並ぶことは今後一切ないことでしょう。「出ない」にふさわしいスタートです。

ただ、ヌンチャクというチョイスにしたのは悪手だったかもしれません。

人を倒すための武器というより、昨今はパフォーマンスに使われるイメージも強いヌンチャクですから、どこかグッズとしての可愛さがなくはない気もします。というか、うちにはこれぐらいなら振り回していそうなメンバーが何人か思い当たります。

より「出ない」を極めるのなら、「QuizKnockモーニング・スター」とか「QuizKnockハルバード」とかになるでしょうか。いずれにせよ、武器の類は厳しそうです。

▲QuizKnockモーニング・スター

▲QuizKnockハルバード。世も末

エントリーNo.2「QuizKnock量子コンピュータ」

※写真はイメージです。

とはいえ、学びになるもの全てがグッズになってくれるというわけでもなさそうです。

量子コンピュータは「量子重ね合わせ」や「量子もつれ」などの量子力学の現象を利用して計算を行うコンピュータのこと。従来のコンピュータではできなかったことが可能になると見込まれる一方で、実用化が進んでいるものの、残念ながらまだ我々が気軽に手にできるような代物ではありません。可能、不可能としての「出ない」グッズになりそうです。

しかし、先日には1台7000ドル、日本円にして約120万円ほどのポータブル量子コンピュータの発売が話題になっていたこともあり、着実に我々のもとへと近づいているような気配もあります。

グッズどころか、我々の手に届くのももうしばらく後のことになるでしょうが、ぜひ今後を楽しみにしたいものです。

エントリーNo.3「QuizKnockグラブハンマー」

※写真はイメージです。

他にも、「用途が限定されすぎているもの」はグッズになれないような気がします。

「グラブハンマー」は、野球のグローブを叩いて使いやすい形に型付けするための道具。過去に須貝駿貴が「そんな限定的な用途のものある?」とサブチャンネルで紹介していました。

▲【グラブハンマー】限定的な用途のものを探そう!

コンテンツ内で登場したアイテムにちなんでグッズが出ることは、よくあることかもしれません。しかし、受け取り手が少しでも絞られてしまうのは考えものです。ずいぶん前に、こうちゃんがパラレル(ですが問題)の例題の答えとして使いがち、という理由で「アンクレット」をグッズにしてみてはどうか、という話があったのですが、「アンクレット着けてる人見たことある?」「いや……」との反応でナシになった覚えがあります。

グラブハンマーを部屋に飾るのはなんだか楽しそうなので一概にNOとは言えませんが、やはり道具は使われてこそ道具。いくらニッチな使い所だったとしても、輝ける場所にいて欲しいものです。

ちなみに、私イチオシの「用途が限定されすぎているもの」は、シルクスクリーンという版画技法において、アルミ枠にシルクを張るときに使う「ヒッパラー」という道具です。シルクを“引っ張る”からという理由で「ヒッパラー」という名前なのでしょうが、あまりに限定的な用途かつぶっちぎったネーミングで好きです。

これはキャンバス用の張り器ですが、こんなやつ。いずれにせよ、彼らの希望進路にグッズは入りにくいことでしょう。

エントリーNo.4「QuizKnock笹」

※写真はイメージです。

視聴者に一定数のパンダがいた場合に、グッズ化が検討されることでしょう。


さて、色々考えてみたものの、可能性が広がるどころか「出ないには出ないだけの理由がある」ということがわかっただけな気がします(ちょっと欲しい、と思った方がいたらそれはたぶん気のせいですので、落ち着いてください)。

その点、「QurioStore」に並ぶグッズたちのなんと安心感のあることでしょうか。実は私、発売前から結構わくわくしていました。

今私はヌンチャクがなんだと言っていたことを普通に反省しています。QurioStoreで、ぜひお気に入りのグッズを探してみてくださいね。

【前回の「ボツにはさせません」はこちら】

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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