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どうも、灘中高出身カワカミです。

今日も元気に灘中受験生と対決! 【算数編】【国語編】に引き続き、今回は【理科編】です。

灘中学校の理科は、小問50問ほどを制限時間60分で解くというなかなか厳しいもの。勿論、物理・化学・生物・地学すべての分野から出題されます。

しかも、単純な知識問題ばかりではなく、計算が必要な問題も多く出題されます。計算が苦手だと、かなりつらい戦いを強いられることに。皆さん、計算には自信がありますか……?

安心してください。今回は計算の必要が無い問題を用意しました。しかし、ただの知識問題ではおもしろくないですから、少し変わった問題をば。

「カマキリのおよその形をかきなさい」(2011年第7問)

出題された当時、中学受験業界で「灘中がこんな問題を出すなんて……!」と少し話題になった問題です。

条件として、

・はねとあしを片側ずつ分けてかくこと(両側にかくと重なって分かりにくいので)
・飛ぶときにはばかせているはねを←→で表すこと

の2つが与えられています。

さて皆さん、きちんと正しいカマキリを思い浮かべられましたか?

それでは、下の選択肢から正しいものを選んでください。

(※入試本番では選択肢は与えられていません)

ちなみに、上の問題は第7問の(1)。(2)はタイ、(3)はイカの絵を描け、という問題でした。

タイはともかく、イカはなかなか難しかったようで、「イカの目ってどこにあるんだっけ……?」と困惑した受験生も多かったとか。

イカ。絵が下手。 イカ(カワカミ作)。絵が下手。

灘中の理科は、このような分かりやすくおもしろい問題は少ないのですが、幅広い分野において、知識だけでなく応用力が問われる問題が多く、個人的には(文系の僕から見ても)なかなかおもしろいものが揃っています。もし機会があれば、他の問題にも挑戦してみてください。

ちなみに、灘中の入試には社会がありません。国語・算数・理科のみです。その影響かどうかは分かりませんが、灘高校では圧倒的に理系が多く、僕の学年は220人中50人しか文系がいませんでした。


こうやって振り返ってみると、我ながらなかなか特殊な環境で育ったものだなあ、と思ってしまいます。「灘」という環境も勿論素晴らしいものでしたが、ある意味では世間からずれて育ってしまったとも言えるかもしれません。大学入学以降、いろいろな人と会うことができて、ありがたいことだなあ、と思う次第です。

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この記事を書いた人

カワカミタクロウ

東大文学部卒、東大クイズ研究会OB。

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