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「問と言」珍しい名前の由来とは?

――ちょっと話は逸れるんですが、先ほどの話にもあったように2人の名前ってすごく覚えやすいんですよね。

 いつも絶対由来を聞かれるんで、いくつかボケを用意してるんですが、結局「本当はどうなんですか?」って聞かれるので……ねぇ、言ちゃん。

 僕は「ゴンゴール!※5が由来で……。
※5)ゴンゴール:元プロサッカー選手の中山雅史さん(愛称「ゴン」)によるゴールやこれに対する掛け声

▲言(ゴン)、だけに……

 ……。

――……本当はどうなんですか?(笑)

 あの〜、そうですね(笑)。2人の名前にはちゃんと世に物言う存在になれという願いが込められています。僕には「社会に問いかける」という意味を込めて。

▲社会に疑問や意見を投げかけられる存在になれるように

 よく喋る子になってほしいから「口」という字が入ってる漢字にしたらしいんですが、入れたら2人ともうるさくなっちゃって(笑)。中学生くらいになると男の子って母親とかとしゃべらなくなるみたいですけど、「うちの子はもうずっとしゃべってる」って母は喜んでました。

――親孝行だ。しかし、あまりに名前がかっこいいですよね。

 僕、自分より「かっこいい」と思える名前に出会ったことがないんですね。「東」からのコンボが最強ですよね。

▲「東」からの「問」と「言」のコンボ、確かに強い

――ちょっとずるいくらい(笑)。

 もはや芸名だと思われてる気がします。日本の名前って、姓が2文字、名前が2〜3文字というのがめちゃくちゃ多いですよね。そのなかでも、格段に短いから見つけやすいし、覚えられやすいんですよ。

 この前、東大で全然知らない人に「東言くんですか?」って声をかけられて、「東大王」を見てる人なのかなって思ったんだけど、「小学校のときに塾が同じでした」って。しかも、同じ系列の塾だっただけで県も違ったんですよ。塾で成績が貼り出されるから、そこまで良い順位でもないのに、名前の印象がめっちゃ強かったらしくて。

▲どこでも名前を覚えてもらいやすいという

――すごい(笑)。

 名前に唯一欠点があるとすれば、短すぎてフルネームだと思われないことですね。窓口とかで名前を書いて出したら、「フルネームでお願いします」って書類をひっくり返して戻される。で、僕も「フルネームです」って言ってまたひっくり返すっていうことがよくあります(笑)。

QuizKnockは立ち上げ当初から知っていた

――ちなみに、QuizKnockはいつごろから知ってましたか?

 そもそも僕らがクイズを始めようと思ったのは、「高校生クイズ」という番組を見ていたことがきっかけで、特に影響を受けたのが2010年〜2012年ぐらいの大会。当時はめっちゃ難しいクイズが出題されていて、それに出ていたのが開成高校時代の伊沢さんでした。中学校でクイズを始めてからも、伊沢さんがクイズ界ですごい人なんだということを知っていくわけですが。

▲憧れの「高校生クイズ」に出ていたのが伊沢だった

 「その伊沢さんが何かやり始めた」っていうブレイキングニュースとしてQuizKnockを知ったので、たぶん2016年の設立時から知ってます。YouTubeチャンネルを立ち上げる前、Webメディアだけだったときからですね。

――じゃあもう初期も初期から。

 コロナ禍で更新頻度を下げる前くらいがちょうど受験期で、QuizKnockの動画が毎日の楽しみだったんですよ。動画が公開された瞬間にアプリを開いて観てました。「みんはや」※6っていう早押しクイズを作って遊べるアプリがあるんですけど、QuizKnockの30日分の各動画から1問ずつ問題を作ってました。実際には誰にも出題せずに「作ってただけ」なんですが。
※6)みんはや:クイズゲームアプリ『みんなで早押しクイズ』のこと。オンライン対戦のほか、オリジナルクイズを作成・出題できる。

▲自作で問題集を作るほどだった問

――すごい。

 それぐらいQuizKnockは観てました。面白いんですよね。かなり僕の趣味嗜好にマッチする動画が多いです。

――言さんはいかがですか?

 経緯は問ちゃんと同じで、伊沢さんを先に知っていてそこから知りました。自分が見てたのは……なんか問ちゃんが見てるから

 見てましたね

▲問の影響でQuizKnockを見ていた言

――過去の動画で2人が好きな企画はありますか?

 クイズ経験者からすれば、動画でなくてもクイズそのものがめちゃくちゃ面白いんですよね。だから特殊なルールがあったり、QuizKnockでしかできない大仕掛けのセットを使ったりする企画の方が評価が高いのかもしれないけど、僕は全然そんなんじゃなくても、寝起きの伊沢さんにクイズを仕掛ける動画※7とかが好きで。
※7:2019年2月公開「【検証】クイズ王でも急に起こしたらクイズで勝てるんじゃね?

 河村さんが「ネテモ ボタンヲ ハナシマセンデシタ状態」って言って、伊沢さんが「木口小平じゃん」って言ってるところとか。タイムレースをしてるので、単位時間あたりのクイズ摂取量も多くて濃い動画だなと思います。

 全く同じ理由で逆の解釈になるんですが、普段からクイズに触れているからクイズ自体はいくらでも摂取できるので、クイズじゃない要素というところに着目して評価することもできるっていう考え方もします。クイズだけが好きだったら、わざわざQuizKnockで見なくていいじゃない。

――なるほど。

 だから動画コンテンツとして、これはQuizKnockじゃないとできないよねっていう企画はありますよね。僕はふくらさんが野菜の食レポをする動画※8とかが好きです。
※8:2020年8月公開「ふくらPの食レポだけで野菜の名前を当てるクイズ

▲言のお気に入りはふくらPの食レポクイズ

 めっちゃ面白いやつね。

 絶対にこのQuizKnockのメンバーじゃないとできないし、かつ企画が面白く、かつちゃんとクイズとしても成立してるっていうのがいい企画だなと思っています。

――そう聞くと、2人がQuizKnockを好きな理由は逆であるように感じますが。

 あ、いやいや、同じことなんです

▲「「あ、いやいや、同じことなんです」」

――2人同時に否定された(笑)。

 2人で共有している考え方のうち、ある側面を彼が語って、ある側面を僕が語ってます

 僕も野菜の企画が好きだと思ってるし、言ちゃんも寝起きクイズを面白いと思ってるから、2つの側面を分担して話してるんです

▲お互いの考えは共通していて、補足し合っている

――あぁ、なるほど! ただ、2人で認識が合致している前提があるのがすごいですね。

次ページ:双子という存在……お互いのことをどう思っている? 「最悪でも“2人ぼっち”」

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この記事を書いた人

野口 みな子

QuizKnock編集部で記事の編集をしながら、記事も書きます。記事を通して「知る楽しさ」の入り口を広げていきたいです。インターネットや動物、ポップカルチャーが大好き。大学時代は宇宙物理学を専攻していましたが、星座に詳しくないのが悩みです。名古屋大学の大学院理学研究科卒。

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