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2022年10月公開の「東大主」を皮切りに、QuizKnockのYouTubeチャンネルに出演している東問と東言。桜丘高校(三重県)在校時には第38回「高校生クイズ」(日本テレビ)で優勝し、言は「東大王」(TBS系)に出演するなど、華々しい経歴を持つ注目の双子です。

そんな東兄弟の素顔に迫るインタビューを、全2回にわたってお送りします。前編となる今回は、QuizKnockへの加入から動画に出演するまでの経緯や、双子の兄・弟というお互いへの思いなどを聞いていきます。

東問(ひがし・もん)
東京都立大学経済経営学部3年。佐賀県出身。同大学のクイズ研究会会長。東京大学のクイズ研究会にも所属。双子の兄。
東言(ひがし・ごん)
東京大学文学部3年。東京大学のクイズ研究会所属。佐賀県出身。「東大王」にも出演中。双子の弟。
志賀玲太
今回の聞き手。東京藝術大学卒のライター。QuizKnockには2017年より加入。

構成・執筆:野口みな子

目次

◎ 動画出演に誘ったのは〇〇と〇〇
◎ 「問と言」珍しい名前の由来とは?
◎ 立ち上げ当初からQuizKnockを知っていた
◎ お互いのことをどう思っている?

QuizKnockに入ったきっかけは?

――2人は2022年10月にQuizKnockの動画に初めて登場しましたが、QuizKnockに加入したきっかけはなんだったのでしょう?

 森慎さんですね。僕らは中学1年生のときからクイズをやってるんですけど、名前が珍しいのと、双子なのと、そこそこクイズも強いということもあり、当時からたぶん伊沢(拓司)さんには知られてたんですよね。それで、もともと「目立ちたがり」なのでテレビに出てしまい、高校生クイズでも優勝をしていたら、有名になってきたんです。
※森慎太郎:QuizKnockの動画企画制作メンバー。QuizKnock主催のクイズ大会「High School Quiz Battle WHAT 2022」の問題チーフ。

▲左が問、右が言。2人だけでインタビューを受けるのは初めてという

 そんな風に東大のクイズ研究会で日々遊んでたらですね、森慎さんから声をかけてもらったんです。そこで森慎さんが面白い言葉を使ったんですよ。「今のQuizKnockにとって、東兄弟に声をかけない選択肢はない」って。それを聞いて「やっぱり僕らは逸材なんだな」って思ったんですけど(笑)。

――(笑)。

▲最初から「問節」が止まらない

 もちろん「やりますやります!」って言って(笑)、QuizKnockに入ったのが去年(2021年)の12月ぐらいです。僕はクイズを制作するチームに入って、言ちゃんは……。

 企画チーム。でも、企画を出し始めたのは今年の2月か3月くらいからかな。

▲言は企画チーム所属

 僕も加入はしたけど、僕らはノルマがないと基本「やりたい人」に仕事を譲るタイプなんで、しばらくは何もしてなくて。なので、僕が最初に仕事をしたのは、5月に開催された「WHAT」でした。

――QuizKnock主催の高校生以下を対象としたクイズ大会ですね。

 そこで作問をして、やっと僕はQuizKnockに貢献したなと思ったんですね。そこからまたしばらく何もしていなかったんですが、9月の「500問耐久クイズ」では広井隆さん※2と組んで作問をしました。実際の配信を見ていたら僕の問題が褒められていて、「やっぱ作問っていいな〜」って思いましたね。
※2)広井隆:QuizKnockのクイズ制作チームメンバー。

▲「500問耐久クイズ」はこちら

――言さんは企画チームで、これまでどんな動画を企画しましたか?

 企画って最初の案を出すのは1人なんですけど、完成するまでにたくさんの人の力をお借りしてできてるわけで。だから、「これが僕の動画です」って声を大にして言うのははばかられるんですけど、自分が言い出したものでいうと日本手話の動画※3ですね。
※3)2022年8月公開「東大生なら全く学んでない手話でもギリギリ理解できる説

▲日本手話を用いたクイズ企画を発案した

――個人的にもあの企画はとても好きなんですが、言さんが発案者だったんですね。

 日本手話の企画は、もともと僕が大学の授業で手話を少し学んだことがきっかけで考えたものです。手話って日本語をジェスチャーで置き換えたものと思われがちなんですが、ひとつの独立した「言語」なんですよね。それを知ってもらいたいという思いもあって、「日本手話」をクイズにできないかなと思って企画を提出したら、皆さんのご協力があってなんとか動画にできたんです。

動画の出演に誘ったのは「須貝ととむ」

――作問や企画でも活躍されているようですが、2人が動画に出演するようになったきっかけはなんだったんですか?

 確か今年の6月か7月くらいに、須貝(駿貴)さんやとむくんに「君たちも動画に出ないか」って言われて、猗窩座あかざ※4じゃないけど(笑)。
※4)猗窩座:漫画『鬼滅の刃』(作・吾峠呼世晴)に登場する鬼。「お前も鬼にならないか?」というセリフが有名。須貝がよくマネをしている

▲「君たちも動画に出ないかって」

 やっぱり僕らは目立ちたがりだから、「出ないか」って言われたら、メリットとかデメリットとか考えずに「出ます出ます」って言っちゃうんですよ。

――抵抗感はまったくなく?

 ですね、言ちゃんもそうだよね?

▲「言ちゃんはどう?」

 そうですね、僕は「東大王に出るために東大に入った」と言ってるくらいなので、そうなるものなんだと思って生きてて。だから、あまりにもうまくいきすぎてると言えばそうなんですが、案の定東大王に入って、案の定QuizKnockに出てるって感じです。おごってるわけではなく、自分ってそういう生き方をしている気がするというか。なんか、自分の名前が出る仕事をしたがるんですよ。

▲QuizKnockに出る自分が想像できていたという言

 僕もQuizKnockに入るときから、たぶん動画に出るんだろうなって。

――きっとそういうねらいもあって、誘っているところもあったと思いますからね。

 でも入ってみて知ったことなんですけど、動画に出演するメンバーやWebライターのように名前を出して活動してる人のほかにも、QuizKnockにはたくさんの人が関わってるんですよね。作問や企画をするチームとか、動画を編集する人とか。そういうなかで、動画に出られるのってすごく幸運なことなんだなと思って。よかったよね、言ちゃん。

 そうだね。

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この記事を書いた人

野口 みな子

QuizKnock編集部で記事の編集をしながら、記事も書きます。記事を通して「知る楽しさ」の入り口を広げていきたいです。インターネットや動物、ポップカルチャーが大好き。大学時代は宇宙物理学を専攻していましたが、星座に詳しくないのが悩みです。名古屋大学の大学院理学研究科卒。

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