解説
正解は「芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)」でした。
ヒント1:甘い物好き
芥川は大の甘党でした。とくに「おしるこ」を好んでおり、都内にお気に入りのお店があったそうです。亡くなる直前に書いた随筆『しるこ』では、関東大震災以降、東京で「しるこ屋」が減ってしまったことを嘆いています。また、短編『都会で』でも雪を砂糖にたとえるなど、甘いものに関心があったようです。
ヒント2:ヘビースモーカー
芥川は、ヘビースモーカーであったことが知られています。東京帝国大学の学生時代からタバコをよく吸っており、短編『あの頃の自分の事』では、学校の教室で紙巻タバコを吸っていたことを語っています。
芥川は、タバコをテーマにした作品も残しています。第2作品集の表題作『煙草と悪魔』では、悪魔が日本にタバコを広めたという珍説を繰り広げています。
ヒント3:河童好き
芥川は、生前に好んで河童の絵を描いていたといわれています。1922年に長崎を訪れた際に描いたという『河童図屏風』が、現在でも残っています。
芥川が晩年に書いた小説『河童』は、彼の代表作のひとつです。主人公が河童の世界に迷い込むという物語で、現代社会を風刺した作品とも解釈されます。
芥川の命日である7月24日は、彼が「河童好き」なことにちなんで「河童忌」と呼ばれています。
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