解説
正解は「ウラン」でした。
ヒント1:その名前は、太陽系の惑星のひとつ・天王星に由来します。
ウランの名前の由来になっているのは、天王星を意味する“Uranus”です。ウランの発見が報告された1789年当時、見つかったばかりであった天王星にちなんで命名されました。
ちなみに、ウラン以外にも天体にちなんだ名前を持つ元素があります。
▲冥王星も昔は惑星でしたね
ヒント2: 1955年、岡山県と鳥取県の県境に位置する人形峠で、日本初となる鉱床が発見されました。
ウランはかつて、国内で試験的に採掘が行われていました。
岡山県と鳥取県の県境に位置する人形峠は、日本で初めてウランを含む鉱床が発見された場所です。人形峠ではおよそ10年にわたり採掘が行われましたが、採算が合わないことがわかり、現在、採掘は行われていません。
ヒント3: 原子力発電の燃料に使われています
原子力発電では、ウランが燃料として使われます。ウランは、中性子という粒子とぶつかると核分裂を起こし、いくつかの原子核に分かれます。このとき、大きなエネルギーが放出されます。
▲原子力発電では、中性子の数を制御し、暴走を防いでいる
このエネルギーで水を沸かし、タービンを回すことで原子力発電が行われています。
ちなみに、現在国内で稼働している原子力発電所の燃料には、海外から輸入されたウランが使用されています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! ぜひ次回の「今日の一問・理科編」にも挑戦してくださいね!
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