解説
正解は「ヨハネス・フェルメール」でした。
▲フェルメールとされている人物
ヒント1:子だくさんだった
フェルメールは10人を超える子どもがいたとされていますが、子どもを主題に据えた絵画はほとんど残っていません。それに対し、彼は女性を主役に据えた絵画を多く残したことで知られています。また、『手紙を書く女』などに描かれた女性を「フェルメールの妻である」とする評論家もいます。
ヒント2:現存する作品は少ない
フェルメールは故郷オランダのデルフトという小さな町で活動していましたが、作品が市場に出回ることが少なく、死後にはその名が一度忘れ去られてしまいました。現存する作品も少なく、作品を精巧に描いた偽物も多くあり、正真正銘彼が描いたとされる作品は40点に満たないといわれています。
▲フェルメールが自身で描いたデルフトの風景
ヒント3:ウルトラマリンを愛した
フェルメールは青い宝石・ラピスラズリを原料とするウルトラマリンという顔料を好んで絵画に用いました。彼の代表作である『真珠の耳飾りの少女』のターバンの色などにウルトラマリンの美しさを見ることができます。
▲『真珠の耳飾りの少女』
彼が遺した静かな雰囲気の風景画や人物画は、オランダの「マウリッツハイス美術館」や「アムステルダム国立美術館」などで見ることができます。
次週の「今日の一問・美術編」もお楽しみに!
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