ここはQuizKnockだよ!私は柳野とうふ!どこから来たの?縄張りは?
どうも、改めまして柳野です。最近、ネット上で「すごーい!」とか「たーのしー!」とか「あなたは◯◯なフレンズなんだね!」 といったフレーズをよく目にしますね。これらはアニメ『けものフレンズ』(2017年1月〜)をきっかけに流行しているフレーズです。ご存知の方も多いでしょうか。
『けものフレンズ』は元々スマートフォン用のアプリゲームから出発した
プロジェクトで、動物を擬人化した女の子たちを主軸に据えた作品です。アニメは先に触れた特徴的な台詞に加え、優しい空気感や、3話・4話と話が進むにつれてどんどん面白くなっていく、という評判が広まったことなどを要因に、現在のようなブームを起こすに至ったようです。今回はそんな『けものフレンズ』について、筆者・柳野が動物園で撮ってきた写真を中心に画像クイズをやっていきたいと思います。早速問題をどうぞ。
問題の解説
サーバルキャット
サーバルキャットは、アフリカ・サハラ砂漠より南のサバンナに住んでいるネコ科の動物です。ピンと上に張り出した大きな耳が特徴です。身体の大きさはイエネコ(人間に飼われている猫の種類)よりも1回りか2回り大きいくらいと、意外にも小柄。
しかし小さな身体を補うようにジャンプ力が優れており、3m程度の高さであればジャンプで届くそう。このジャンプによって小鳥などの狩りを行います。写真のサーバルキャットがいる多摩動物公園では、「サーバルジャンプ」というジャンプの披露が度々行われているようです。このジャンプという特徴は『けものフレンズ』のアニメ1話でもしっかりと描写されています。
ちなみにサーバルキャットの「サーバル」は、サーベルタイガーの「サーベル(洋式の刀)」とは違い、ポルトガル語で「オオヤマネコ」を意味する言葉に由来しています。そこから更にさかのぼるとラテン語の「鹿の狼」という意味の言葉には行き着くようです。
また、問題文で選択肢に載せた他の写真は、ユキヒョウとインドライオンでした。どちらもサーバルキャットと同じネコ科ですが、こちらは大型獣ですね。
アライグマ
アライグマはアメリカ大陸原産の雑食の動物です。近年では日本にもペットとして入ってきた後、各地で野生化しています。この野生化は生態系破壊などの観点から問題になっています。名前は水辺で食べ物を洗うような動きをすることに由来する、というのは流石に説明するまでもないですかね。
他の選択肢の写真はタヌキとレッサーパンダです。特にタヌキは見た目がよく似ていますね。
アライグマとタヌキの違いはいくらかポイントがありますが、見分けやすい部分としては「アライグマは足が白っぽく、タヌキは足の毛が黒い」というものがあります。他にも私が撮った写真では見づらいですが、「アライグマは顔の黒い模様がつながっているが、タヌキの顔の黒い模様は中心で分かれている」「アライグマの尻尾にはリング模様がある」といった見分けポイントがあります。
フェネック
フェネックは北アフリカからアラビア半島の砂漠に住むキツネの仲間です。身体は尻尾を含めても40cmくらいまでにしかならず、かなり小さくてかわいらしい印象を受けます。また大きな耳が特徴で、身体の大きさに対する耳の大きさは哺乳類で最大だとされます。同じく耳の大きいサーバルキャットと比べても、なるほど確かに大きいなあという感じがしますね。
アニメではせっかちなアライグマのアライさんに対してフェネックちゃんはおっとりしているキャラ付けですが、実際のフェネックは結構ちょこちょこと動いていた印象が残っています。
他の選択肢の写真はキツネとテンでした。
かばんちゃん
アニメ『けものフレンズ』の主人公とも言えるのが「かばんちゃん」です。他の登場キャラクターが基本的に動物が元になっていて、自分が何の動物なのか認識しているのに対し、かばんちゃんは自分は何の動物なのか分かっていない状態で「さばんなちほー」に現れます。そこで最初に会ったサーバルちゃんから、背負っていたカバンにちなんで「かばんちゃん」と命名され、以降この名前で呼ばれていきます。
サーバルちゃんからは「尻尾と耳のない」変わったフレンズだと言われたかばんちゃん、アニメ6話までの時点(当記事執筆時)では「ヒト」としての特徴がよく描写されているように思いますが、果たしてその正体やいかに……?
PPP
PPP(画像の右5人)は、選択肢にあったジェンツーペンギン、コウテイペンギン、ロイヤルペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギン(以上、画像右から順)の5人組ユニットです(
)。「Penguins Performance Project」の略で「PPP(ペパプ)」という名前のよう。アニメでは次回予告担当として、各話の最後におしゃべりをしています。問題の画像はフンボルトペンギンの写真でした。フンボルトペンギンは南アメリカ大陸の太平洋岸に生息するペンギンです。くちばしの根元から目元にかけて入っているピンク色の帯模様が特徴でしょうか。上のキャラクターの画像(右から4番目)と見比べると、ピンク色の帯がしっかりとデザインに取り込まれていることがわかりますね。
『けものフレンズ』を観よう! 動物園に行こう!!
どうでしたか? 今回の記事では『けものフレンズ』に登場するキャラクターやその元となった動物について見てきましたが、「まだ『けものフレンズ』を観てない……」という方は、気になったキャラや動物がいたら是非ともアニメを観てほしいと思います。
どのキャラも元の動物の持つ習性や特徴を忠実に表現しており、かつかわいらしく描かれていて、楽しめること請け合いです。
この記事ではメインの数キャラクターしか取り上げることができませんでしたが、他にも毎回新たに魅力的なキャラが登場し、目を楽しませてくれます。
「なんでみんな面白いって言ってるんだろう?」と思ったら3話までは観てみることをオススメしますよ。1話はニコニコチャンネルで無料視聴可!
「けものフレンズ 1話「さばんなちほー」
そして既に『けものフレンズ』を観ているという方は、気になった動物がいたら是非動物園に足を運んでほしいと思います。私自身、今回の記事のために動物園に行ったのが何年振りか分かりませんが、ゾウやキリンの大きさ、ライオンの鳴き声の重さ、ケージから漂う動物達の匂いなど、「知ってる」と思っていた物事に結構驚かされ、新鮮な感覚をもらえました。行けばきっと新たな発見があることと思います。
また、これまでも言われてきたことではありますが、こうして動物園に足を運ぶことは、動物園の運営を助けることにもなるのです。基本的に動物園は図書館や博物館と同じ「文化施設」であり、(特に公営のものは)来場者への知見提供や調査研究を主目的としています。それはすなわち、一般企業と異なり利益の追求を目的としていないことを意味しているのです。
そのため、基本的に動物園は赤字経営であり、足りない資金は公的な補助金を受けてどうにか成り立っています。「動物園に足を運ぶ」ということは、こうした状況を少しでも改善し、動物園がより良い施設になっていく助けになるのです。
もちろん、動物園に行くときには「フラッシュ撮影はしない」「柵やガラスを叩いたりしない」など、最低限のマナーは守るようにしてくださいね。
色々言ってきましたが、とにかく私は一ファンとしては皆さまにもより良い『けものフレンズ』ライフを送ってもらいたく思うのです。それでは最後に最近流行りのハシビロコウさんの画像でお別れしましょう。じゃあね!