こんにちは、昨年サッカーを60試合現地観戦した森田 晃平です。
2025年2月14日、サッカー・Jリーグの新シーズンが開幕します!
今シーズンの開幕戦は、ガンバ大阪vsセレッソ大阪の「大阪ダービー」。大阪府を拠点とするクラブ同士の、プライドを懸けた戦いが楽しみです。他にも、J1リーグ3連覇を目指すヴィッセル神戸、昨年初挑戦のJ1リーグで3位と大躍進したFC町田ゼルビアなど、楽しみなクラブがたくさんあります。
……ここまでは、Jリーグのなかでも、J
Jリーグは、以下の図のようにJ1・J2・J3の3部構成になっています。
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有名クラブが多く所属し、メディアで大々的に取り上げられることが多いのは、最も上のカテゴリーであるJ1リーグです。しかし、J2やJ3にこそJリーグのおもしろさが詰まっているといっても、過言ではありません。
この記事では、Jリーグだけでなくアマチュアリーグ・女子サッカー・高校サッカーまで、日本サッカーを幅広く観戦している筆者が、「J2リーグ」の魅力をお伝えします!
スタジアムでおいしいグルメとビールを満喫したり、観戦ついでにスタジアム周辺を観光したり……と、サッカー観戦の楽しさは試合だけではないので、サッカーに詳しくなくても大丈夫ですよ。
目次
◎実はスター選手揃い! 全国各地を旅できる! J2の「3つの魅力」
よくある「誤解」
サッカーファンでないと、やはりJ2リーグにはなじみがないもの。知人に「J2好きなんだ〜」という話をすると、以下のような「誤解」が返ってくることもあります。
誤解①
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日本の男子サッカーは、プロリーグであるJリーグを頂点として、JFL(アマチュア最高峰の全国リーグ)・地域リーグ・都道府県リーグ……と続くピラミッド構造になっており、J2は上から2番目のリーグです。
めちゃくちゃ単純に言えば、日本サッカー協会に登録されている4,000以上のチーム(一般・大学)のなかで、21〜40番目に位置付けられるのがJ2リーグのクラブです。当然ながら、トップクラスの選手でなければ、この舞台にはたどり着けません。
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また、2023シーズンのJ2リーグで優勝したFC町田ゼルビアが翌シーズンのJ1リーグで3位と大躍進したように、J2リーグで上位のクラブはJ1クラブと比べても遜色ない実力を持っています。トーナメント制の大会でJ2クラブがJ1クラブに勝つこともよくあり、J1リーグとJ2リーグの実力差は紙一重なのです。
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誤解②
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確かに、誰もが名前を知る有名クラブや有名選手はJ1リーグの方が多いですが、「J2はビギナー向きでない」というのは完全なる誤解です。
J1リーグと比べると、スタジアムもどこかアットホームな空気が漂い、初めての観戦でも応援の雰囲気になじみやすいはず。J2をオススメできる理由は、このあとさらにたっぷりお伝えしますね。
▲ロアッソ熊本で、勝利後に選手とサポーターがともに歌う「カモンロッソ」。覚えやすくて盛り上がる、Jリーグ屈指の名応援歌だ
J2リーグの「3つの魅力」
ここからは、筆者が思うJ2リーグの魅力を、3つのポイントでお伝えします。本当は語りたいことが100個くらいあり、到底3つには収まりきらないのですが、それはまたの機会に……。
魅力①:毎年ドラマが生まれる! 昇格争い、残留争いがアツい!
J2クラブは、日本最高峰の舞台であるJ1リーグへの昇格を目指して戦っています。今シーズンのルールでは、J2リーグで好成績を収めた3クラブが、翌シーズンのJ1リーグに昇格します。この「昇格するクラブの決め方」が、ちょっとおもしろいんです。
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J2リーグで1位と2位になったクラブは、翌シーズンのJ1リーグへ自動的に昇格することができます。そして、昇格する残り1枠は、J2リーグで3位〜6位となったクラブによるトーナメント制のJ1昇格プレーオフによって決まります。
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このプレーオフがある影響で、6位のクラブにまでJ1昇格のチャンスがあるため、例年終盤まで多くのクラブに昇格の可能性が残されます。プレーオフへの参加権を懸けた戦いは、近年シーズン最終戦までもつれることが多く、最後まで見逃せない試合が続きます。そしてプレーオフは、過去に数々のドラマを生んできました。プレーオフのドラマについてはここで語り尽くせないので、気になる方は「山岸のヘディング」などと検索してみてくださいね。
▲昨シーズンのプレーオフでは、J2で5位のファジアーノ岡山が悲願のJ1初昇格
J2リーグの上位クラブが翌シーズンのJ1リーグへ昇格する一方、成績下位(18位〜20位)の3クラブは翌年から戦いの場をJ3リーグへ移すこととなります。J3リーグへの降格を回避するための「残留争い」も、昇格争いと同じくらいアツいです。
シーズン前の下馬評では下位に沈むと思われていたクラブが大躍進してプレーオフ争いに絡んだり、思わぬ名門クラブが残留争いに巻き込まれたりと、予測不可能なのがJ2リーグのおもしろさ。中位のクラブは、終盤までJ1昇格のチャンスもJ3降格のリスクもある……なんてことも起こりうるのです。
魅力②:あの選手がJ2に!? 元日本代表や未来のスターの宝庫!
「有名な選手はみんなJ1にいるんでしょ?」と思うなかれ。J2リーグにも、日本代表などで活躍した有名選手が所属しています。
例えば、日本代表で100試合近くに出場し、W杯も3大会にわたって出場したゴールキーパー川島
▲昨シーズン終盤戦、チームを救うPKストップ!
また、日本代表で48試合に出場し、ヴィッセル神戸のキャプテンとしてJ1リーグ連覇にも貢献した山口
▲2016年、W杯予選で苦しむ日本代表を勝利に導くスーパーゴール!
また、若手選手の活躍が多く見られるのも、J2リーグの特徴です。例えば、今やイングランドの名門クラブ・アーセナルでプレーし、日本代表の守備にも欠かせない
▲2017年、J2時代の冨安選手のゴール!
J2リーグには、将来の日本代表を担うかもしれないスター候補がたくさんいます。推しの若手選手を見つけて成長を楽しむのも、J2リーグの楽しみ方のひとつです!
魅力③:全国各地へ旅しよう! 「アウェイ遠征」が楽しい!
J2リーグに所属するクラブの本拠地は、北海道から九州まで全国各地に広く分布しています。7割のクラブが首都圏と関西に集中しているJ1リーグとは対照的ですね。
そのため、J2のクラブを好きになると、好きなクラブの試合を応援するために全国各地に旅をすることができるのです! 対戦相手の本拠地で開催される試合(アウェイ戦)に足を運ぶことは「アウェイ遠征」と呼ばれ、多くのJリーグファンにとって大きな楽しみとなっています。
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試合前にその土地の名物を食べて「〇〇(対戦相手)を喰らう!」とゲン担ぎしたり、試合の翌日にスタジアム周辺を観光したりするなど、無限の楽しみ方があるアウェイ遠征。苦労して遠くまでたどり着いた分、試合に勝ったときの喜びも格別です。
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独断で選ぶ、J2の注目クラブ3選!
ここからは、今シーズンのJ2リーグを戦う20クラブのなかから、筆者が特に注目している3クラブを紹介します。本当は20クラブすべてに注目していますが、全部書くと記事が長くなりすぎるので、泣く泣く3クラブに厳選しました。
次ページ:「あざとかわいい」このキャラに注目!?▼ 魅力いっぱいのJ2クラブたち
本日、5月5日は#V・ファーレン長崎 のマスコット#ヴィヴィくん のお誕生日です🎂
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 5, 2020
ヴィヴィくん誕生日おめでとう🎉#もうひとつのルヴァンカップ 優勝時の
あーん動画をお届け❣️
#Jリーグ @v_varenstaff pic.twitter.com/gnaE40O9Ra