開催概要
日時:2020年2月8日(土)〜9日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
主催:認定NPO法人金融知力普及協会
執筆協力:門谷春輝(エコノミクス甲子園学生スタッフ)
今年(2020年)2月に、第14回エコノミクス甲子園マニュライフカップ全国大会が開催されました。QuizKnockからはこうちゃんが会場に駆けつけ、終始大会を盛りあげました。
エコノミクス甲子園とは?
エコノミクス甲子園は、「世の中にはばたく直前の高校生に生きていくために必要な金融経済の知識を持ってもらう事」を目的として2006年から毎年開催されています。
今大会では、45の都道府県での地方大会とインターネット大会が行われ、全国479の高校から1,207チーム、計2,414人の高校生が参加しました。全国大会には、地方大会を勝ち抜いた46チームの猛者たちが一同に集い、優勝賞品のニューヨーク研修旅行をかけて熱戦を繰り広げました。
大会初日:ホンモノとの対峙
大会初日、土曜日の朝は経済・金融知識を問う筆記クイズからスタート。その後は、高校生が全部で10の会社に分かれ、商材の仕入れや販売、帳簿への記入といったビジネスの一連の流れを体験する「ビジネスラウンド」が行われました。
高校生一人ひとりにCEOや法務担当者、マーケティング担当者などの役職が割り振られています。
事業計画書を練り終わった後に高校生を待ち構えていたのは、資金調達の為のべンチャーキャピタリスト役へのプレゼンテーション。高校生が考えたビジネスアイデアに対して、「本当にこれで売れると思っているの?」といった厳しい質問が浴びせられ、終始高校生は緊張の面持ちでした。
実は、資金調達プレゼンでベンチャーキャピタル役を務めた人の多くは、エコ甲に協賛して頂いている金融機関様からボランティアとして派遣して頂いた、現役のバンカーが含まれていたのです。
プレゼンテーションの後は、それぞれの持ち場に分かれて午後に行われる販売会の準備に入ります。調達担当は、会場を飛び出して買い出しへ、財務担当は小切手を切って資金を調達するなど、入念に準備を重ねていました。
会場を国際会議場に移し、いよいよ販売会の実施です。高校生の威勢の良い掛け声の中、多くの来場者で会場は熱気に包まれました。
その後は、レオスキャピタルワークス株式会社代表取締役社長・最高投資責任者の藤野英人様による基調講演が「起業やビジネスのこれから」をテーマに行われました。
夕食は前夜祭でのパーティーが行われ、高校生同士やスポンサー企業の担当者の方と交流を深めていました。
ここまで盛りだくさんの初日ですが、これで終わらないのがビジネスラウンド。最後に高校生を待ち構えていたのは、帳簿記入と決算。1チームは決算で帳簿があわず大慌てだったようですが、全10チーム、何とか事なきを得たようです。その後、スタッフによる財務資料の監査が行われました。
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