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あ〜懐かしい!歴代「映画ドラえもん」クイズ

クイズの解説

『日本誕生』

ドラ映画屈指の名作といえば『日本誕生』。ドラえもん映画特有の「新しい世界を創り出す」楽しみが凝縮された前半部分、精霊大王ギガゾンビとの戦いにハラハラする中盤、そして涙なしには見ることの出来ないラストシーン……。ドラ映画の魅力が全部詰まった作品になっています。

そして、これはネタバレになりかねないのですが、ドラ映画につきものであり、伝統芸でもある「ちゃぶ台返し」展開がズバっ!!!と決まる一作でもあります笑。「ドラ映画何も見たことないんだけど……」という人にもオススメできると思いますよ。

『雲の王国』

92年に公開された『雲の王国』は、92年生まれの僕と同い年になります。そして、僕が一ドラえもんの映画のなかで一番好きな作品でもあります。しかし、小さい頃はこの映画が少し苦手でした。重たいテーマと、機能停止に陥るドラえもんがとても怖かったからです。

この映画では、雲の上に国を創ったのび太たちが、本当に雲の上に住んでいた天上人たちと出会うところから物語が展開していきます。どこまでも開発を推し進め、自然を汚す人類たちは、私たちの目に見える範囲の動物や自然を破壊していたどころではなく、雲の上に住む人間たちの生活も脅かしていました。

そんな天上人はほとんどの人類を大洪水によって押し流し、「ノアの方舟」にわずかばかりの人類を乗せてやり直させようとします。環境問題と宗教的な題材がドラえもんのSF的世界観のなかでうまく溶け合って、強いメッセージを持った作品になっています。

『銀河超特急』

ドラえもんの世界が持っているドキドキ・ワクワクを劇場版でもっともよく出ているのがこの『銀河超特急』だと思います。あらゆる時代の「物語」の主人公になることができる未来のテーマパーク。それがドリーマーズランドです。

もちろん、藤子・F・不二雄ワールドはただ単にハッピーな世界を描いて終わったりはしません。物語の背景には、このテーマパークが抱える経済的な事情が見え隠れしたり、人気のアトラクションは混み合っていて十分に楽しめなかったり、そんな皮肉もしっかり効いています(個人的に、藤子的なユーモアが一番効いているのが「中生代の星」です)。

『銀河超特急』は、ドラえもんの映画のなかで、ワクワクと冒険の密度が一番濃いエンターテイメント作品になっていて、一番ドラえもんらしいといえばらしい作品かもしれません。

『ワンニャン時空伝』

正直なところ、「映画ドラえもん」は藤子・F・不二雄が亡くなった96年から面白さが半減してしまいました。そんな状況がしばらく続いて、やっと面白い「映画ドラえもん」が復活しそうだ! そんなふうに思わせてくれたのがこの『ワンニャン時空伝』でした。

興味深いことに、ドラ映画反撃の狼煙ともいえるこの映画を節目に、声優陣が交代し、長らく監督を務めていた芝山努も監督を降りることになりました。

『新・鉄人兵団』

この映画は、機械が支配する都市「メカトピア」からやってきた鉄人兵団の地球侵略と戦うのび太たちのお話です。そして物語の冒頭、のび太とドラえもんが謎の巨大ロボットを発見するのは……南極ではなくて北極でした。

リメイク元の『鉄人兵団』はドラ映画屈指の泣ける映画として知られていますが、この映画も、それに負けず劣らず、そして僕が思うところでは唯一リメイク元よりもさらに高いクオリティで創られた映画になっていると思います。

このリメイクの成功の鍵を握っていたのが、「ピッポ」というひよこのゲストキャラクター。オリジナルヴァージョンでは存在しなかったキャラクターを登場させることで、「人類」と「メカ」の関係がより一層深められた映画になりました。

サムネイル画像 Via http://doraeiga.com/2017/

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一等兵

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