問題の解説
第1問
【アメリカのニューヨーク市で、フォワグラの提供や販売を禁じる条例が可決されました。さてフォワグラは、ガチョウやアヒルのどの部位になるでしょう。】
正解は「肝臓」でした。
アメリカのニューヨーク市議会で、レストランや食料品店がフォワグラを提供、販売することを禁じる条例が可決されました。
違反者には、最高で2000ドル(およそ21万6000円)の罰金が科されることになります。
フォワグラ生産においては、のどにチューブを入れて強制的にエサを食べさせ、その肝臓を肥大させる方法が主流となっており、動物愛護の観点から長く論争の対象になっていました。
しかし一方で、フォワグラは特にフランス料理では主要な食材のひとつとなっており、今後レストランなどからの反発も予想されます。
第2問
【今年4月時点では「10月31日」を期限としていた、イギリスのEU離脱(ブレグジット)問題。11月1日現在、この問題はどうなったでしょう。】
正解は「離脱期限が延期された」でした。
今年4月に離脱期限が「10月31日」に延期されていたブレグジット問題ですが、10月28日には「最長2020年1月31日」までの延期がEUに承認されました。
これを受けて、イギリスでは12月12日に、EU離脱の是非を問う解散総選挙が行われる見通しです。
なお最新の支持率調査では、離脱強硬派のジョンソン首相が属する保守党がやや優勢となっています。
第3問
【31日に起きた火災により多くが焼失した、その城址は世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されている、かつての琉球王朝の王城は何でしょう。】
正解は「首里城」でした。
31日未明、那覇市の首里城跡に建てられている首里城で、大規模な火災が発生しました。
火災はおよそ11時間後に消し止められましたが、この火災により「正殿」「北殿」「南殿」など中心的な建物を含む7棟が焼失しています。
なお、首里城は過去に4度焼失しており、現在の首里城は1980年代からの工事によって復元されたものです。このような背景から、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されているのは、首里城ではなく「首里城跡」になります。
誤答選択肢ですが、「紫禁城」は中国にある世界遺産。「水原華城」は韓国にある世界遺産です。