問題の解説
第1問
【あるノートパソコンが「芸術作品」として競売にかけられ、1億円以上の落札価格になりました。「The Persistence Of Chaos」と名付けられたこのパソコンの、特徴は何でしょう。】
正解は「危険度の高い、6つのマルウェアに感染している」でした。
2008年に製造されたサムスン社製のノートパソコンが、「The Persistence Of Chaos」(混沌の持続)という名前の芸術作品として、競売にかけられました。
A laptop infected with six of the most dangerous viruses and malware has been put up for auction https://t.co/hqtAXQcP3c
— Sky News (@SkyNews) 2019年5月21日
この作品、外見上はただのノートパソコンですが、6つのマルウェア(有害な動作をするプログラム)に感染しています。
感染しているマルウェアは、2017年に世界的な問題となったランサムウェア(身代金を要求するタイプの不正プログラム)の「WannaCry」や、2015年にウクライナで大規模な停電を引き起こしたとされる「BlackEnergy」など、危険度の高いものばかりです。
なお、競売は27日に締め切られましたが、最終的に120万749ドル(およそ1億3000万円)の価格になっていました。
第2問
【27日、天皇、皇后両陛下とトランプ大統領夫妻との会見があり、大統領夫妻から天皇陛下へ、ビオラが贈られました。さて、ビオラはどれでしょう。】
正解は「A」でした。
27日午前、天皇、皇后両陛下と、来日中のアメリカ・トランプ大統領夫妻とが会見しました。およそ15分の会見では、即位への祝いの言葉や前日観戦した大相撲の感想などの話題で、和やかに会話が交わされたとのことです。
またプレゼントの交換も行われ、両陛下からはトランプ大統領には大型の飾り鉢が、メラニア夫人には金細工の飾り箱が贈られました。
対して夫妻からは、天皇陛下にはおよそ80年前に製造されたビンテージのビオラが、また皇后さまには特注の文具のセットが贈られています。
誤答選択肢ですが、「B」はロシアの弦楽器であるバラライカ、「C」はチェロになります。
第3問
【日本推理作家協会の新理事長に就任した、代表作に『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』などがあり、『後巷説百物語』では直木賞を受賞している作家は誰でしょう。】
正解は「京極夏彦」でした。
27日、日本推理作家協会の総会が開かれ、15代目となる新理事長に直木賞作家の京極夏彦が就任しました。
日本推理作家協会は、江戸川乱歩が中心となり設立された「探偵作家クラブ」が前身となる、日本の推理作家の団体です。その理事長は、初代の江戸川乱歩に始まり、松本清張や北方謙三、東野圭吾など、著名作家が歴任しています。
京極夏彦は、ミステリー小説のランキング「このミステリーがすごい!」の常連であるなど、ミステリー小説界のトップランナーです。また『後巷説百物語』では、直木賞を受賞しています。