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問題の解説

第1問

【フランスで昨年から続く「黄色いベスト運動」。これに対する抗議運動「フラール・ルージュ」とは、何を身に着けてデモをするでしょう。】

正解は「赤いスカーフ」でした。

2018年11月からフランスで起きているマクロン政権に対する抗議運動「黄色いベスト運動」(ジレ・ジョーヌ:gilets jaunes)は、現在も続いています。

26日にはデモ参加者と警察との激しい衝突で負傷者が出るなど、時に暴力行為も伴う「黄色いベスト運動」に対し抗議する、デモが開催されました。

このデモは、参加者が赤いスカーフを身に着けていることから、「赤いスカーフ運動」(フラール・ルージュ:foulards rouges)と名付けられています。

フランス語で「フラール」はスカーフを、「ルージュ」は赤を意味します。ちなみに、日本では口紅のことをルージュと呼んだりしますが、これは和製外来語(和製フランス語)ですので注意しましょう。

「黄色いベスト運動」については過去の朝Knockでも触れていますので、気になる方は復習がてらぜひ。

第2問

【ストレスの多かった時期が分かるストレス診断技術が開発されました。この診断に用いられるのは次のどちらでしょう。】

正解は「数本の髪の毛」でした。

滋賀大学の研究グループが、数本の髪の毛からストレスの度合いを検出する新しい技術を開発しました。

人間がストレスを感じた時には特定のホルモンが分泌されますが、髪の毛にはこのホルモンをため込む性質があるそうです。そこで髪の毛からその濃度を検出することで、ストレスの度合いを測定します。

人間の髪の毛は1か月に1cmほど伸びるとされているため、毛根から1cmの部分なら1か月前の、3㎝の部分なら3か月前のストレスが判定できるとのことです。

研究グループでは3年後までの製品化を目指しており、1人あたり3000~5000円で診断できるようにしたいと話しています。

第3問

【海底ケーブルが破損したトンガでは、ネットが使用不能に。このような状況に備え、最小限ではなく予備のシステムまで構築することを何というでしょう。】

正解は「冗長性」(じょうちょうせい)でした。

南太平洋に浮かぶ島国トンガでは現在、携帯電話やインターネットの大半が一時的に使えない事態となっています。データを伝送する海底ケーブルが破損したために起きましたが、一説には船のいかりでケーブルを破損したともいわれています。

修復までの期間、小規模の衛星通信によりデータの送受信を行っていますが、国家運営に必要な情報伝達を優先するため、多くのインターネットサービスは利用不可となっています。

コンピューターを介したシステムでは、故障や障害の発生に備えて予備のシステムを準備しておく場合があります。メインのシステムに異変があっても、予備に切り替えることでシステム停止を回避できるためです。

これを冗長性といい、一般的に重要度の高いものほど冗長性が確保されています。ただし、コストはかさみます。

冗長性はコンピューターシステムだけでなく、鉄道や飛行機などの大規模な輸送手段でも確保されています。たとえば飛行機は、エンジンが1基故障しても、残りのエンジンだけで飛べるような設計です。

また飛行機の機長と副操縦士はフライト中、別々の機内食を食べます。食あたりなどを避けるための措置ですが、これも冗長性といえます。

海底ケーブルの冗長性について興味ある方は、下記リンクを参考にどうぞ。日本やアメリカ、ヨーロッパなどは、冗長性を多く確保しているのが分かります。対してトンガは、見るからに危険です。

参考:Submarine Cable Map

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