問題の解説
第1問
正解は「太陽、月、地球が直線上に並んで、太陽が月に隠れるから」でした。
現地時間で8月21日(日本時間では22日未明)に、北アメリカを中心とする広い範囲で皆既日食が発生します。観察できるエリアは、例えばアメリカの場合、西海岸から東海岸を横断する14州にも広がります。
多くの人が皆既日食を観察すると思われることからアメリカでは大規模な交通渋滞が予想されており、日食が横断する多くの州では、渋滞緩和のため21日は道路工事を行わない予定とのことです。
また皆既日食の影響で、カリフォルニア州では太陽光発電の出力が減少し、561万キロワットが失われるとの試算も出ています。
第2問
正解は「長野県」でした。
国内移住希望者の相談件数を総務省がまとめたところ、2年連続で長野県が最多となりました。2位には新潟県が入り、以下トップ5は、北海道、富山県、石川県と続きました。
これに対して、野村総合研究所が発表した「都市の暮らしやすさ」ランキングでは佐賀市が1位となっています。2位は奈良市、以下トップ5は、富山市、前橋市、福岡市という結果になっています。
前者は都道府県の、後者は都市のランキングなので違いもありますが、理想と現実とでズレのありそうな結果は面白いですね。
また、どちらでもランク入りを果たした富山県(富山市)は、住むのに魅力的な土地だと見て取れます。
第3問
正解は「海流発電」でした。
海流発電とは、海流による海水の流れを利用して発電機を動かす発電方式です。上手くいけば、太陽光発電よりも安定して電力供給ができると期待されています。
今回、世界的にも強い海流とされている黒潮の中で、流れの強さや方向が安定しているトカラ列島沖で実証実験が行われました。その結果、実験機としては世界初となる、最大30キロワットの発電に成功しています。
なお、誤答選択肢の海洋温度差発電も現在研究中の発電方式で、その名の通り海の表面と深海との温度差を利用します。