QuizKnock

アプリで記事をもっと見やすく

インストールする

カテゴリ

ログイン
PR
ランドマーク税理士法人

こんにちは。ライターの西川です。

現在大学4年生の私は、大学の寮で生活しています。「寮」と聞いて、みなさんはどんな生活を想像しますか?

相部屋での生活、上下関係、寮母さん、門限がある……などでしょうか。

高校生のなかには「大学生になったら一人暮らしをするんだ!」といった希望を胸に、受験勉強を頑張っている方も多いのでは。

実家から遠く離れた場所で部屋を構え、好きな時間に起き、好きな料理を作る。きっと多くの受験生が、そんな生活に憧れを抱いていることでしょう。

そんな方に、ぜひ選択肢のひとつとして考えていただきたいのが「寮」です。今回は、私の実体験をもとに「寮生活」の魅力を紹介します。

寮の魅力

共同生活の楽しさ

一人暮らしと寮生活の最も大きな違いは誰かと一緒に生活することでしょう。キッチンや洗面所は自分以外の寮生と共同で使用するため、必然的に寮生とは顔なじみになり、話す機会も多くなります。「ただいま」と言えば「おかえり」と誰かが返事をしてくれる、一人暮らしでは味わうことのできない温かさが、寮にはあります。

学校やバイトで嬉しいことがあったとき、ちょっと嫌なことがあったとき、人に話したくなることは誰しもありますよね。そんな時に近くに寮生がいて、気軽に話ができることは寮の良さだと感じています。

共同スペース

趣味を共有できる喜び

寮には全国から多くの学生が集まってきています。数百人規模の私の寮では、そのなかで自分と趣味の合う人を見つけることができました

私はNBA(北米のプロバスケットボールリーグ)が大好きです。アメリカに行き、生で観戦することが高校生の頃からの夢でした。大学入学時にはぼんやりと、大学生の間にアメリカに行けたらラッキーだなくらいに考えていたところ、なんと寮内に同じことを考えている人が! そこからその人の行動力に引っ張られ、一緒にアメリカに行き、実際にこの目でNBAの試合を観てきたのです。

こうして私はあっさりと高校生の頃からの夢を叶えてしまいました。もしひとり暮らしをしていたら、きっとアメリカに行くことはなかったでしょう。

夢だったNBA

「麻雀やろう」「ラーメン食べに行こう」「一緒に筋トレしてくれる人いませんか」など寮には常に人を求める声があり、それに応える人がいます。自分が誰かに誘われて趣味を共有することによって、それまで興味のなかった世界に触れられることもあります。大勢の寮生のなかで、趣味を共有できる人がいるということも寮の良さのひとつです。

寮は安い!

大学に進学する際に、一人暮らしをするのか、寮に住むのかを決めるにあたって、お金は重要な要素のひとつだと思います。家族と相談する必要もあるでしょう。

結論からいうと、寮は安いです。

私の寮の費用は、光熱費・インターネット代込みで月1万3千円ほど。また、洗濯機や冷蔵庫などは寮生と共用のものがあるため、自分用の家電は買っていません。キッチンも共用のため、お米や調味料などは寮生と共同で購入し、お金を折半しています。全ての寮がこの値段なわけではないですが、ひとり暮らしをするとなると、この倍以上のお金が必要になります。

寮費の安さは大きな魅力でしょう。しかし、寮にも定員があるため、志願者が全員入寮できるわけではありません。

国立大学の寮の多くには、お金がないから大学に行きたくても行けない、といった人を救済するという意義があります。そのため入寮志願倍率が高い場合には経済選考があります。これによって家庭の経済状況が良くない人から優先して入寮許可が下ります。

志願したからといって必ずしも寮に入れるわけではない、ということは覚えておいてほしいです。

炊き出しの様子(撮影:2017年夏)

コロナ禍の寮生活

2020年は新型コロナウイルスの影響で、大学生の生活スタイルも変化しました。コロナの面から寮にマイナスな印象を抱いている方もいるかもしれません。寮では風呂やキッチンが共用のため、人との接触を完全に断つといったことは難しいです。

コロナに対し、できる限りの対策を自分たちで行っています。以前のように大勢で集まって食事をしたり、出かけたりすることは難しくなりました。

寮では寂しいということはありません。寮にはたくさんの寮生がいます。オンラインで企画を行ったり、各部屋を廻る交換ノートを作ったりと、大勢の人が集まらなくてもできることに活路を見出しています。


寮の魅力を感じていただけましたか?

私は今年度で4年間の寮生活を終えます。寮生活では多くの人と関わり様々な経験をし、そのなかでたくさんの自己成長を感じました。多くの人との関わりは大きな財産です。一人暮らしに憧れることもありましたが、寮に入ってよかったと思っています。

上記の内容はあくまで私の経験であり、あらゆる寮で必ず同じ経験ができるわけではありません。しかし、別の寮にはまた別の人が暮らし、多くの魅力があるでしょう。一人暮らしでは得られないものがそこにあるはずです。

「全力!大学生活」のバックナンバーはこちら

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

関連記事

この記事を書いた人

西川

北海道在住の大学院生です。クイズ・記事を通じて自分の知らない世界を学ぶ楽しさを共有していきたいです。趣味はスポーツ観戦で、特にNBAが大好きです。

西川の記事一覧へ