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前ページ:クイズを解きたい方はこちらから! 以下は問題の答えと解説です

クイズの解説

Q.1:次のうち、99歳の別名として正しいのは?

「百」という漢字から「一」を取ると「白」になるということから、99歳には「白寿」という別名があります。

白寿以外にも、漢字に由来する年齢の別名はいくつかあります。たとえば、「喜」という漢字の草書体が「七十七」に見えることから、「喜寿」は77歳のことを指します。他にも、「米」という漢字が「八十八」と分解できることから、「米寿」は88歳のことを指します。

Q.2:9月9日の重陽ちょうようの節句。ある植物を使って「何の節句」という?

9月9日の重陽の節句は「菊の節句」ともいわれます。古代中国では、奇数は縁起の良い「陽の数」であるとされ、最も大きい一桁の奇数である「9」が重なる9月9日をとてもめでたい日としていました。ちょうどこの時期に盛りを迎える菊は、仙人がすむ山に咲く花であるとされ、長寿をもたらすものであると考えられていました。そのため、かつての人は、この日に菊の花を浮かべたお酒を飲んで、長寿や無病息災を願ったといわれています。

ちなみに誤答選択肢のススキは、旧暦8月15日(現在の9月中頃)に訪れる十五夜に飾られる植物で、こちらも秋の風物詩となっています。

Q.3:発明家のエジソンが放ったとされる名言。「天才とは、1%のひらめきと99%の『何』である」?

発明家のトーマス・エジソンは、「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という言葉を残したことで有名です。この言葉、原文では“Genius is one percent inspiration, ninety-nine percent perspiration.”となっています。「努力」にあたる部分の“perspiration”(パースピレーション)は、直訳すると「汗をかくこと」。「ひらめき」にあたる“inspiration”(インスピレーション)と、韻を踏んでいるわけですね。

あまりに有名なこの名言ですが、この発言の真意は「重要なひらめきを得るためにこそ、努力が必要だ」「最初のひらめきが良いものでなければ、いくら努力しても無駄だ」ということであったそうです。

Q.4:いくつにも折れ曲がって続いている坂道や山道を表す「九十九折」。これは何と読む?

いくつにも折れ曲がっている坂道や山道を表す「九十九折」は「つづらおり」と読みます。ツヅラフジという植物のつるのように幾重にも曲がりくねっていることが由来です。

▲オオツヅラフジ

昭和の文豪・川端康成の小説『伊豆の踊子』の冒頭にも、この「つづらおり」という言葉が登場します。

道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さでふもとから私を追って来た。

引用元:『伊豆の踊子』

Q.5:千葉県東部の海岸「九十九里浜」の名前の由来に関係があるといわれる偉人は?

千葉県東部に位置する、日本最大級の砂浜海岸・九十九里浜。この名前の由来には、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝が関わっているという伝説があります。

源頼朝の命により、南の太東岬たいとうみさきから北の刑部岬ぎょうぶみさきまで1里ごとに矢を立てたところ、99本の矢が使われたということから、「九十九里浜」という名前がつけられたとされています。

ちなみに、実際の九十九里浜の長さは約66kmで、現在の1里(約3.9km)から考えると99里よりも短くなっています。これは昔と今で1里の長さが異なることによるものです。当時は1里=6町(1町が約109mであるため、6町は約654m)とされており、これをもとに計算すると99里はほぼ66kmとなります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回で「二択でGO」は第100回となります。お楽しみに!

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この記事を書いた人

吉田 葵生

東京大学工学部3年の吉田です。兵庫県出身です。大学で精密工学について学びながら、東京大学クイズ研究会に所属し日々クイズを楽しんでいます。好きなものはゲーム・J-POP・インターネットなど。学びと楽しさを両立できる記事を目指して頑張ります。よろしくお願いします。

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