こんにちは。Hirotakaです。
今週の「日常の発見」は、おさむさんに代わって私が担当します。というわけで、西川さんからの質問には私が答えさせていただきます。
ライターアイコンに富士山の写真を使用していますが、実はまだ登ったことがありません(えっ)。人生で1度は富士山に登ってみたいと思いつつ、まだ実現していません。しっかり装備を揃えてぜひ登りたいですね。
ちなみにこのアイコンの写真は、数年前に新東名高速道路を走っていた際に車窓から撮影したものです。
さて、今回は缶に関する発見です。
「久々に缶コーヒーでも飲むか~」と思ってコンビニで微糖のコーヒーを購入し、大学のエレベーターに乗っていた時のこと。なんとなく缶を眺めていたら、不思議なことを発見しました。
缶の飲み口が左右対称じゃない!!
少しわかりにくいですが、飲み口が微妙に左上に向かって膨らんだ形をしています。今まで全く気にしたことがなく、衝撃的でした。
「左右対称にした方が缶の飲み口も作りやすそうだし、何か理由があるはずだ!」と思った私は、缶コーヒーのタブを起こし、微糖コーヒーを飲みながらパソコンを開きました。
調べてみると、力の分散が関係していることがわかりました。
もしも飲み口が左右対称だと、上のイラストの矢印のようにタブを起こす力が飲み口の縁に分散してしまい、開けるのに大きな力が必要になります。
▲左右対称のイメージ
しかし、左右非対称であれば、下の写真のように力を1点に集めることができ、より小さな力でタブを起こすことができます。これにより、飲み口が開けやすくなっているのです。
▲イメージ
なかには、飲み口の縁が一周しておらず、左右どちらかの縁のみがタブの根本とつながっている缶もあります。
ということで、缶の飲み口が左右非対称になっているのは「開けやすくするため」でした。
ちなみに、缶のこのタブはステイオンタブという名前だそうです。「開けても缶に残るからステイなのか!」と納得しました。プルタブは、開けたときに缶の蓋の一部と一緒に離れるものを指すそう。知らなかった……!
身近なものも注意深く観察してみると、意外な発見があるかもしれません。調べる過程でまた新しい発見があるのもまた一興。
次回の執筆者はあめみーさんです。せっかく缶コーヒーに関する話題を書いたので、こんな質問をしてみます。
過去の「日常の発見」はこちら。