こんにちは、ライターの西川です。
お待ちかねの「日常の発見」のライターの質問リレーがついに回ってきました。私でこのリレーは11人目のようです。
早速ですが、前回のサワラさんからの質問に答えます。
なんとタイムリーなことに、私が住んでいる北海道ではゴールデンウィークに桜が満開を迎えています。まさに花を眺めるにはちょうど良い時期。
しかし、私の答えは「団子」です(笑)。お腹いっぱいに美味しいものを食べる幸せに勝るものはありません。最近はスープカレーにはまっています。お店で食べるもよし、自分で作るもよし。「花より団子」、自分はことわざ通りだなと思いました。
さて私の発見は、給油のためにガソリンスタンドに行ったときの話。
いつもと変わることもなく「満タン」を指定し、静電気除去シートに触れた後にノズルを給油口に差し込んだ。ガソリンが入っていくことを確認しながら数十秒、やがて「カチッ」と音がなり自動的に給油が停止。その後、お金を払いガソリンスタンドを後にした。
その帰り道、唐突に疑問が湧き上がってきた。
「ちょっと待てよ、おかしくないか?」
このありふれた一連の流れのなかに、私の直感に反するできごとがあったのだ。
それは
ガソリンが満タンになるのは車内部にあるタンクなのに、なぜノズルが満タンを判別して自動的に給油を停止できるんだ?
という疑問。
ノズルを差し込みガソリンを給油口から入れると、やがて満タンになる。満タンになったなら、給油を停止しないと溢れてしまう。しかし、ノズルはガソリンタンクとケーブル等で繋がっているわけでもない。なぜ満タンを認知し自動停止できるのだろうか?
直感に反する何かを感じてしまうと、頭がそれに支配されてしまうものである。私は帰宅後すぐにパソコンに向かった。
調べてみると、どうやらノズルに特殊な仕組みがあるらしい。
ノズルの先に小さい穴が空いており、給油中にその穴からタンク内の空気が抜けていく。ガソリンが満タンになり穴が塞がれると、穴の中が真空になり、ノズル内のセンサーがそれを検知し、給油が自動的に止まる仕組みになっているようだ。
簡単に言うと、あのノズルには真空を活かしてタンク内が満タンかどうか分かる仕組みがあるとのことだ。
うーむ、初めて知った。
時は飛んで、次の給油の機会に注意深くノズルを見てみると……
ノズルの裏側に小さな穴が!!!
なるほど、これがタンク内の空気を逃がす穴か。ノズルの裏側なんて普段は見んよなあ、と納得。
これにて、私の直感に反する何かは消えてなくなった。一件落着である。
以上が、私の「日常の発見」でした。
普段の生活で何気なくこなしていることのなかでも、突如感じる疑問を大切にしていきたいですね。また何か新しい発見に出会えるかもしれません。
さて、次回の執筆者はおさむさん。私と同じ静岡県出身というおさむさんにはこんな質問を。
ちなみに私は登ったことがあります。これまでの「日常の発見」はこちらからどうぞ。