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英語と数学が受験攻略の鍵!?

続いては「受験勉強編」。受験の科目や勉強時間に関する質問の回答をお届けします。

苦手科目は「英語」が多い結果になりました。

東大入試の「英語」は、センター試験でリスニングが課されない(※)代わりに、二次試験で独自のリスニングテストが課されます。付け焼き刃では対応できないこの試験方式を知っている方なら「東大生は英語が得意」というイメージもあるでしょう。しかし、他の大学の受験生から見たら「英語ができる」東大受験生も、その独特な試験に対応することに苦戦するのかもしれませんね。

※2021年度(令和3年度)の大学入学共通テストでは、英語はリーディング100点とリスニング100点の計200点満点を、リーディング140点満点、リスニング60点満点に換算して利用することになっています。2021年度の入試は従来の配点と異なりますので注意が必要です。

 

結果は、「英語」「数学」が圧倒的でした。共通して多かった理由は「単語や文法など覚えるべき基礎が多く、伸びるまでに時間がかかるから」、「配点が大きく得点源になるが、直前には伸びにくい科目だから」というもの。

こちらもQuizKnockの東大生にも回答してもらいました。

数学。基礎ができていない分野があると問題が解けない、ということが他の科目よりもよくある(1つの問題が複数の分野にまたがっている)。特に東大の数学では「問題を見る目」を養う時間が他の科目より必要になると思う。

英語。一朝一夕で成績が伸びるようなものではなく、日々の積み重ねが大事になってくるから。文系理系問わず配点が重く、英語が高校2年生までにある程度までできるようになっていると、高校3年生で地歴や理科に注力でき、総合的に成績の底上げにつながる。

自分が最も得意な科目と最も苦手な科目(私の場合は化学と国語)。自分が一番好きな科目は、早めに勉強することで強力な得点源にできるし、苦手な科目は長期的に学ばないと得点が伸びないから。また、得意科目をご褒美的に扱うことで、苦手科目の勉強量も一緒に増加させることができる。

東大を始めとした国立大学の受験は科目数が多く、何から備えたらいいかわからないという高1、2年生も多いでしょう。この2つはいわゆるつぶしが効かない教科のようです。ぜひ参考にしてみてください。

受験期の勉強時間は上記の結果になりました。平日は、学校のあと4〜6時間、休日は学校がない分8時間以上みっちりと、という人が多いようです。

勉強場所は自宅よりも外の環境を求める人が多い結果に。これは次の質問である「なくてはならないもの」で詳細が見えてきそうです。

少数ではありますが、「リビング」や「親と兼用の書斎」など、家族との共有スペースで勉強していた人もいました。

勉強の際になくてはならないものは?

この質問では、大きく「環境に関すること」「勉強の際のお供的な存在」に回答が分かれました。

「環境」に関する回答では、学校や塾などの自習室を挙げている人が多く、「自宅以外の勉強場所」が勉強モードへの良い切り替えスイッチだったのかもしれません。また、「静かな環境」を好む人もいれば、雑談ができるなどの「声を出せる環境」を好む人も。このあたりはそれぞれの好みが出た結果になりました。

「お供的な存在」では、コーヒーや紅茶などの飲み物を挙げる人や、下敷き・シャーペン・タイマーなど勉強道具を挙げる人がいました。一方で、勉強する際のスイッチとして使用するアイテム(耳栓、ヘッドフォン・イヤフォンなど)を挙げる人もいました。

皆さん、勉強モードに切り替えるための演出をいろいろ工夫していることがわかりますね。

勉強の際に食べていたものはチョコレートが圧倒的。他にもラムネ・グミ・ブドウ糖など、手軽に食べれて糖分を補給できるものが、多数挙がりました。東大受験生に限らず、受験生のときに、これらの食べ物を重宝していた人も多いのではないでしょうか。

※グラフでは禁止していたことが「ある」と回答した人の結果のみを掲載しています。

娯楽は「禁止」とまでいかなくとも利用を制限する人が多く、完全に「禁止」という意味では半数以上の人が「特になし」と回答する結果になりました。

理由として、「完全に禁止してしまうとモチベーションが保てない」、「守れなかったときに自己嫌悪に陥ってしまうために無理しなかった」という声がありました。

モチベーションの保ち方は?

「よく寝る」、「友人との雑談」、「好きな音楽を聴く」などの意見もある一方で、意外と多かったのが「勉強計画や勉強時間の目標を立て、こまめに目標達成を繰り返す」など自分のできるようになったことを可視化することでした。小さな計画を達成して小さな成功を積み重ねるというのは勉強以外でも使えそうですね。

また、「大学生になった自分を想像する」や「大学に行きたい理由を思い返す」など合格後のイメージをモチベーションにする人や、「塾で同じく東大を目指してる推しメンを励みに塾に通っていた」「当時好きだった人が時間ぎりぎりまで自習する人だったので、その人と一緒に帰るために長く自習していた」というハートフルなエピソードを披露してくれた人も。

息抜きに「QuizKnockの動画や記事を見ていた」という人もいました。ありがとうございます。


さて、前編でお届けするのはここまでです。これから受験を控える方は、参考になったでしょうか。

ここに書いてあることを、すべて取り入れる必要はありません。ぜひ、自分に合ったやり方を試行錯誤しながら、受験を乗り越えていただければと思います。

後編は「受験当日編」をお届けします。「東大受験あるある」が満載!? ぜひお楽しみに。

前回のアンケート結果はこちら。

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