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「+」紛失で撮影中も冷や汗

1問目のリカバリーになんとか成功したあとも、僕は冷や汗をかき続けていました。なんと、ラスボスとのシーンで超重要なアイテムとなる「+」の小道具を紛失してしまったのです。

▲「+」は取り外し可能な状態で持ち歩いていました

進行上、この「+」が使えないとストーリーが成り立ちません。というか、あの小道具1つが見つからないだけで撮影が破綻してしまいます。しかも僕は予備の「+」を準備していませんでした。駅のどこかに落としていたらどうしようと焦りながら、撮影のかたわら顔面蒼白になりながら必死に探しました。

結果、かばんの中に「+」を見つけ、撮影も無事に終えることができました。でも発見するまでは本当にヒヤヒヤしっぱなしで、大事な小道具は今後、予備も準備しておこうと心に誓いました。

壁に書いた計算式

鶴崎さんが工事中の壁に計算式を書くシーン。みなさん驚きませんでしたか? 

▲みんなこう思ったはず

あれは、事前のロケハンでいくつかの工事現場を見に行ったとき、ある壁にスプレーで「OK」と書かれていたことがきっかけで生まれたアイデアです。これが「この壁はもう壊してもいい」ことを意味していると教えてもらったことから、「今後壊すのであれば、壁に直接何かを書いてもいいのではないか」というアイデアを考えつきました。

この提案をJR東日本さんにしたところ、今後取り壊しの予定がある壁への書き込みをご快諾いただきました。それで、鶴崎さんが壁にカッコよく計算式を書くシーンが生まれたんです。東野圭吾さんの「ガリレオ」シリーズに出てくる物理学者・湯川学みたいじゃないですか?

▲壁に書いちゃうなんて

この壁はJR東日本さんからのはからいで、現在も渋谷駅ハチ公口改札前で展示中です。ぜひ実物を見に行ってみてください!(通行の妨げにならないように気をつけてくださいね)

撮影後も大変でした

今回は撮影が終わった後も想定外のことが待っていました。

動画の編集段階で、計算問題の単位がおかしいことが発覚したのです。すぐにふくらさんや須貝さんなどが集まり、みんなで計算し直す会議が行われました。

▲会議中のようす

実はこのとき僕は仕事が休みだったので、対応はすべて長野がとりまとめてくれました。計算違いの話を聞いたときは背筋が凍りましたが、メンバーが一丸となって対応してくれたことにはとても感謝しています。

大変だけど楽しくて勉強になる撮影

この撮影は真夏の夜に行われました。暑い屋外で空調もなく、ヘルメットを被って移動しながら撮影するなかで、工事に関わる方たちは普段からこんな大変な環境で作業をしているのか、ということを実感しました。

▲夜の渋谷駅には普段見ることができないものばかり

普段は入ることができない場所に入れていただき、貴重な光景を見せていただいて、冷や汗をかきながらもとても楽しい撮影でした。みなさんが渋谷駅に行くことがあったら、僕たちのことも思い出してくれると嬉しいです。

感想は、ハッシュタグ「#高松Dのなんとかします」で教えてください。次回も楽しみにしていてくださいね。

【前回はこちら】

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この記事を書いた人

高松慶

QuizKnockの動画ディレクター、高松です。 主に企業案件の動画の企画/ディレクションをしています。

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