QuizKnockメンバーが、卒業旅行の思い出を紹介する「卒業旅行、ここ行った!」を今年もお届け! 2026年は全4本のシリーズでお送りします。3月末まで更新をお楽しみに!
一晩かけて遠くの街まで旅行者を連れて行ってくれる夜行列車。日本では「サンライズ瀬戸・出雲」を除けばほとんどなくなってしまったけれど、海外ではまだまだ多くが現役だ。
いろいろ調べてみると、スウェーデンとノルウェーとの間に「北極圏の夜行列車」が走っているらしい。これは時間のある学生のうちに乗りに行きたいと思って、スウェーデンの予約アプリと格闘しながら列車を予約。まだ厳しい寒さの続く2月、人生初の北欧に降り立った。
片道およそ18時間かけて北の果てを目指す、ちょっと変わった鉄道旅。よろしければ最後までお付き合いください!
ストックホルム
まず訪れたのは、スウェーデンの首都・ストックホルム。せっかくなので、列車に乗る前に街中を観光することにした。

こちらは、毎年12月にノーベル賞の晩餐会が開かれることで有名なストックホルム市庁舎。ガイド付きのツアーに参加し、ホールや市議会の議場などをぐるっと見学させていただいた。
夜行列車で北へ
夕方、お目当ての列車に乗るためにストックホルム中央駅へ。実は出発の前日に「あなたが乗る予定の列車は一部区間で運休します」という連絡が鉄道会社から来て困惑したのだが、駅の電光掲示板を見る限りどうやら終点まで走ってくれるらしい。

この列車の終着地は、隣国・ノルウェーにあるナルヴィクという港町だ。スカンジナビア半島を北上する、片道およそ18時間の列車旅が始まった。
今回利用するのは、クシェットと呼ばれる相部屋の寝台車だ。同室となった青年たち(ドイツ人、スイス人、中国人、もう一人の日本人)と、「俺たちもしかして陸路での人生の最北端記録を更新し続けてる??」「それなら毎秒お祝いしなきゃだね!」などと盛り上がる。こうした体験も夜行列車の醍醐味だ。


いくつかの主要駅に停車しながら、列車はスウェーデン国内をひたすらに北へ。気付けばガタンゴトンという音だけが聞こえ、夜が更けていく。
列車で迎える朝
目を覚ますと、列車は雪が積もる森の中を走っている。
終点のナルヴィクには12時半ごろに到着する予定だ。途中の駅で降りる乗客も多く、賑やかだった車内もだんだん静かになる。
国境を越えて最果ての駅へ
列車はスウェーデンからノルウェーに入り、フィヨルドの谷を右手に見ながら山を下ってゆく。



オーロラの港町を歩く
ナルヴィクは北極圏に位置するノルウェーの港町だ。スウェーデンのキルナ鉱山などから鉄道で運ばれてきた鉄鉱石が、ここから貨物船で輸出される。その戦略的な重要性もあり、第二次世界大戦の際には激しい攻防戦が行われた。

町の裏山にはスキー場があり、日本の白馬とどこか似たような雰囲気だ。北欧なので物価はだいぶ高いのだが、スーパーで買った地元産のスモークサーモンがとびきり美味しく幸せな気分になる。
ちなみに、北極圏観光の目玉と言えばもちろんオーロラだ。町の灯りがないところに行く観測ツアーもあるのだが、私はというと夜の散歩にふらっと出かけたところ普通に見られた。そんなことあるんだ。
といっても「真っ暗な夜空にオーロラらしきもの(?)が僅かに浮かんでいる」といった感じだったのだが、スマホのナイトモードで撮影した写真がかなりそれっぽかったので載せておく。

旅は、できる時にしておこう
環境意識の高まりなどを背景に、近年のヨーロッパでは一時期衰退しつつあった夜行列車が復活に向かっている。一方で、私が今回乗車したスウェーデン・ノルウェー間の鉄道はこの春に減便が予定されている。「推しは推せるときに推せ」なんて言い回しがあったりするけれど、これは旅行についても同じことがきっと言えるはずだ。
溢れるほどの時間があった学生時代がもう終わってしまうことをどこか寂しく思いつつ、最後に思い出に残る旅行ができたことを心よりありがたく感じている。
おまけ
卒業旅行では他にもいくつかの街を訪れたので、ダイジェストでご紹介する。
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