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どうも、気象予報士ライターのかっきーです!

この冬、みなさんの住む街に雪は降りましたか? 私の住む仙台は例年ときおり降るのですが、今年はほとんど雪の姿を見かけませんでした。

今回の記事では、雪の降る日の新たな楽しみ方を紹介します。それは、「雪の結晶を撮影すること」です。

高そうな機械とか顕微鏡とかが必要なんでしょ? と思うかもしれませんが、実はスマートフォンと「ある器具」さえあれば簡単に撮影することができます。

そして、今回はただ撮影して鑑賞するだけではありません。雪の結晶から見つけられる壮大なスケールの"科学"を一緒に体感してみましょう。

撮影の準備

用意するものは「スマートフォン」と、スマートフォンに取り付ける「マクロレンズ」です。

▲マクロレンズ。クリップのようになっていて、スマートフォンのカメラ部分に取り付けられる

マクロレンズは安いものだと100円ショップで購入できるものもあります。そのほかECサイトでも500円程度で用意できるものが多いです。

雪が降った!雪の結晶を撮影してみよう

2026年2月8日、仙台市に雪が降りました!

▲雪の定禅寺通り

さっそくスマートフォンにマクロレンズを取り付け、雪の結晶の撮影をしていきます。

結晶を撮るのは非常に難しいです。崩れてしまっている結晶も多く、きれいな結晶になっている雪は少ないので、根気が必要です。

ベランダの手すりなどに乗っかっている雪に焦点を当てて撮影するのがオススメ。

私自身も試行錯誤しながら、なんとか撮影した雪の結晶たちをご覧ください。

雪の結晶からわかること

見事、きれいな雪の結晶を撮影することができました。

しかし、まだ終わりではありません。この雪の結晶を使って、ちょっぴり"科学"を感じてみましょう。

雪の結晶の形は、上空の温度や水蒸気量によって異なります。具体的には以下の通りです。

▲気温と水蒸気量による雪の結晶の違い

つまり、雪の結晶を観察することで、上空のようすを推測できる可能性があるのです。

雪の結晶や人工雪に関する研究で知られる故・中谷宇吉郎なかやうきちろう博士は、このことを「雪は天から送られた手紙である」と形容しました。

雪ができた環境を推測してみよう

それでは、先ほど撮影した結晶をもう一度見てみましょう。

▲これは扇形に近いでしょうか
▲これは樹枝状ですね
▲雰囲気は樹枝状っぽい?

結晶の写真を見ると「扇形」や「樹枝状」になっていました。

つまり、この雪は「気温がおおよそ-10℃-20℃ほどで、水蒸気が豊富な環境」で成長したことが予想できます(目立つ結晶を撮影しているぶん、針状などの結晶が見逃されている可能性もあるのであくまで予想です)。

実際にこの日の高層天気図を見て、仙台上空の気温を調べてみました。

つまり今回観察できた雪の結晶は、気温-14℃の850hPa上空1320m)周辺で成長して、地上まで降ってきたということになりますね。

まとめ

雪の結晶という小さなものから、はるか上空の大きなスケールの情報を知ることができるロマンを感じていただけたでしょうか?

道具さえあればできるので、ぜひみなさんも空からの手紙をのぞいてみてください!

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この記事を書いた人

かっきー

東北大学大学院1年のかっきーです。地球科学を専攻しており、気象予報士の資格を持っています。埼玉西武ライオンズ・ボルダリングが特に好きです。楽しい記事を書いていきたいと思います!

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