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どんどん「参考書っぽく」してみる

料理本×チャート式

次に参考書っぽくしてみるのは、料理本

▲今回使う料理本。普通に読みたい。

元より料理本も、指示にきちんと従うことで自分のためになるスキルが身につくという点で、参考書と同じようなものです。

そんな料理本は、数学の鉄板参考書である数研出版「チャート式」のようにしてみましょう。

掲載される問題のレベルから色分けされるチャート式ですが、学校でお世話になったという方も多いのではないでしょうか。私は数学が苦手で、恥ずかしながら部分的に解いてそのままになってしまった記憶があります。チャートを一通りこなせることは、誇りにしていいことだと思います。

こちらもさっくり「ぽいもの」を作ってまずは印刷。

▲プリンターで印刷するには大きいサイズなので、分割しながら作りました

これを被せれば完成です。

安心感……。

一筋縄ではいかないかもしれませんが、このレシピに従えば間違いない料理と、確かな実力が手に入るであろうことがわかります。

基礎から、しかも時短のレシピを教えてくれるとあっては読まざるをえません。参考書は受験生にとってはときに高い壁となるものですが、避けても通れないもの。料理を通じて、料理以上のことを教えてくれそうな本になってくれました。

ファッション雑誌×赤本

続いてはファッション雑誌。こちらも「トレンドへの傾向と対策」という意味では、参考書と同じ志を備えた書籍です。受験生にとってもファッショニスタにとっても、要となるのは最新の情報です。

▲『SPY×FAMILY』アーニャのシールが付録らしい。嬉しい

こちらのファッション雑誌は、折角なので教学社が発行する大学入試シリーズ、通称「赤本」のようにしてみたいと思います。過去問を制するものは入試を制す。一般的には現役生であれば早期にやるよりも、一通り範囲を終えてから取り組むのが効果が高いとされています。

私は第一志望としていたのが美術大学だったので、そちらであまり使うことはありませんでしたが(実技が主になるので赤本が異様に薄い)、併願校のための勉強をする際には大いにお世話になりました。そんな、多くの受験生を支えてきた赤本のパワーは、他の本にも宿るでしょうか。

こちらもざっくりデータを作り、印刷、カッティングをしていきます。

▲既にオーラがある

できあがったものがこちら。

うわぁ

うわぁ、です。これは。

コーデという概念を、ガチガチに固めにこられているような気がします。安定感はあるかもしれませんが、「推し服」を語るには無粋ともいえる外観です。

「参考書」ならではの「俺を倒してみろ」という威圧感がひしひしと伝わってくるようです。願わくば、ファッションはもっと自由であってほしいものです。

それぞれの本には、それぞれの「らしい姿」があるのだということを、あらためて考えさせられたような気がします。

終わりに

というわけで今回は、身の回りの本をいくつか「参考書っぽく」してみました。結論としては、「無駄なことはしないほうがいい」ということに尽きると思います。本もそっとしておいてほしいはず。

また、連載「ボツにはさせません」で。それでは。

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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