どうもこんにちは、東言です。先日、みなさんにこんなお願いをしました。
12問のクイズが付いているアンケートだったわけですが、おかげさまで2万1059名もの方に回答いただきました。ありがとうございます。
クイズの問題を見る(タップ/クリックで表示できます)
【Q1】次のうち、韓国では一般的でない食文化はどちら?
焼いた肉をサンチュで包む / 野菜にチョレギサラダのドレッシングをかける
【Q2】今年、「アイドルパワー」という楽曲をリリースしたアイドルグループは何?
FRUITS ZIPPER / =LOVE / M!LK / timelesz
【Q3】桜餅を食べるときなどに感じる独特な香りのもとである、香水や化粧品などにも利用される化合物は何?
イヌリン / クマリン / トリリン
【Q4】明治時代に実施された最初の衆議院議員総選挙において有権者となったのは、満25歳以上の男性のうち直接国税を何円以上納めている人だった?
3円 / 15円 / 75円 / 375円
【Q5】溶かしたチョコレートを容器に流し込む食べ方が、今年春にSNSを中心に話題となったお菓子は何?
ドリトス / プリングルズ / マイクポップコーン / 雪見だいふく
【Q6】今年には単独ライブの「40000」を全国10都市で上演する、演劇やコントを中心に活躍する8人組ユニットは何? ※正式な表記で記入
【Q7】ビジネス英語の能力を測る「TOEIC Listening & Reading Test」で、すべての問題を正解したときのスコアは何点? ※数字のみ記入
【Q8】宮沢賢治の童話『やまなし』の冒頭部分。〇〇に共通して入る言葉は何?
二疋(ひき)の蟹(かに)の子供らが青じろい水の底で話していました。
『〇〇はわらったよ。』
『〇〇はかぷかぷわらったよ。』
【Q9】アナログ放送が行われていた時代、それぞれのテレビ番組に付与され、録画予約をする際に打ち込まれた数字列を「何コード」という?
【Q10】材料である水菜のシャキシャキとした食感が名前の由来とされる、本格的なものではクジラの肉が使用される関西発祥の鍋料理は何?
【Q11】今から20年前の2006年にサッカーFIFAワールドカップで優勝したが、近年は3大会連続で本大会出場を逃しているのは、どこの国の代表チーム?
【Q12】人気作品『鬼滅の刃』で戦いの舞台となる「〇〇列車」と「〇〇城」。〇〇に共通して入る言葉は?
純粋にクイズを楽しんだ方もいれば、「いったい何のためなんだ?」と思いながら記入してくれた方もいたでしょうか。お待たせしました。種明かしをしましょう。
▲お答えいただいたGoogleフォームのアンケート
今回のアンケートでやってみたかったのは、「クイズを通して、ちょっとだけ社会をのぞいてみる」ということでした。
たとえば、特定の年代によく知られていることや、ある地域では当たり前に思われていることなどが、クイズを通して見えてくるのではないか、と思ったんです。
アンケートでは、クイズ研究会への所属経験の有無なども答えていただきました。クイズ好きは世の中のいろいろなことにアンテナが向いているようなイメージもあるかもしれませんが、クイズの経験が浅い、もしくはない方のほうが正解率が高い問題なんてのも、場合によってはあるんじゃないでしょうか。
もちろん、アンケートで出題した12問だけで、世の中の全てがわかるはずもありません。でも、2万人もの方に答えていただいたデータを眺めてみれば、ちょっとだけ世界のことが見えてくる……みたいな、そんな期待を込めた企画だったんですよ。
果たして、めちゃくちゃおもしろい集計結果になりました。データを見るのが大好きな須貝さんにも来てもらって、2人で見ていきたいと思います。
話す人
佐賀県出身、25歳。中学以来のクイズプレイヤー。受験生時代、模試の前は勉強そっちのけで標準偏差を調べていた。
京都府出身、35歳。クイズは2017年のQuizKnock加入後から取り組んでいる。得意ジャンルは理系、アニメ。
目次
2万人がクイズを解いたら
須貝さん、2万人の方がクイズを解いてくれましたよ!!
ギネス記録の「最大のオンラインクイズ」が1.5万人くらいらしいから、ワンチャンギネスだぜ。
人数もすごいんですけど、シンプルにみなさんの正解率もすごい。Q12の『鬼滅の刃』の問題、正解率95%て。……95%!?
いやいや、けっこうな難問揃いよ。最初の5問は択一だからまぐれ当たりもあるけど、後半は何か書かないと正解にならないし。
細かいデータは画像にまとめてますんで、読者のみなさんは拡大してご覧ください。
全12問の答えと正解率
▲画像はタップ/クリックで拡大できます
クイズ経験者/非経験者の正解率のデータもかなりおもしろい。
今回「クイズ研究会・サークルに入っていたことがありますか」という質問を入れてたんですが……
詳細データ(拡大してご覧ください)
※一部の質問には「回答しない」の選択肢を設けていたため、各項目の合計が母数(21,059)と一致しない場合があります。
12問の平均正解数、クイズ経験のある人が7.2問、ない人が6.1問で、実はそんなに変わんないんですよね。
何なら問題によっては、経験のない人のほうが正解率が高いのか!
そんなことあるの!? って思われそうだけど、あったみたいです。
あとは年代とか地方別の正解率も、けっこう興味深いデータ、出てますよ。1問ずつ見ていきましょう。
【Q1】「クイズ未経験者に有利」な問題?
1問目から5問目は択一のクイズを出しましたね。最初は韓国の食文化に関する問題。
クイズやってない勢の正解率のほうが8ポイントも高いんだ。いきなり。
……これ、クイズチームのスタッフに作ってもらった問題ですけど、僕は自信なかったですよ。
あのごま油のドレッシングがかかったチョレギサラダって、実は日本発祥らしいです。
コンビニでも売ってる、チョレギサラダね。
僕は「ドレッシングなんか日本のもんだろう」って思ったから、チョレギサラダのほうに投票したんですよ。
そうか〜。でもクイズプレイヤーが「サンチュ」の方を選びたくなる気持ちもわかってほしい。
「一般的でない食文化はどちら?」なんて問題文を見ると、クイズに慣れている人ほど「じゃあ逆に、一般的な食文化は何なんだろう?」って考えがちだと思うんですよ。
サンチュの方は「包まずに、別の食べ方をするのかな」とか想像しやすいですけど、「ドレッシングをかける」の対になるものはなかなか思い浮かばない。
「じゃあチョレギサラダって何なんだ??」みたいな思考になっちゃいますよね。
メタ読みしすぎず、素直に選んだ人のほうが正解してる可能性、あり。
地域別の正解率
地域別のデータも見てみますか。
今回の調査、ほとんどの問題では地域ごとの偏りが少なかったんですが……。
この問題は、「その他」が頭ひとつ抜けてるね。サンプル数が少なめとはいえ。
「その他」を選んでくれた方の多くは海外在住みたいで、もしかしたら韓国にお住まいのみなさんが正解率を押し上げていたのかもしれないですね。
まあ、自分が住んでるとこのことなら、だいたいわかるわな。
地元とか、住んだことがある街の問題がクイズで出るとラッキーなんですよね。
逆に、正解しそこねたときの悔しさもあるわけですが(笑)。
【Q2】若い世代は知ってるM!LK
2問目、今年「アイドルパワー」という楽曲をリリースしたアイドルグループ、M!LKですね。
19歳以下・20代のみなさんはかなり正解していて、やっぱり若い世代に人気があるのがわかる。
クイズって全年齢対象の遊びだから、いろんな年代の人に刺さる問題がある、ということは言えそうだよね。
年代別の正解率
だから逆に、40代以上でM!LKを正解できる人はすごいとも言える。
人並みの生活を送っていたらなかなか目に入らないことまで観察できている、ってことですもんね。
シンプルにM!LKのファンで、余裕で正解できたならそれもまたすごいし。
40・50代は落ち込むのに、60歳以上の正解率が高いのはどういうことなんでしょう?
クイズが好きな60代の方っていったら、今度復活する「ウルトラクイズ」を見ていたような、生粋のクイズ好きなんじゃない? 日々情報収集してたりして。
ちなみに僕は20代ですけど、この問題わかんなかったですよ。
流行りの曲の問題なんて、クイズ大会でよく出そうだけど。
全然出てもいいし、出す妥当性はありますね。
言い訳するわけじゃないですが、どんなクイズプレイヤーにも得意・不得意があって、当然ですけどクイズによく出ることを全部知ってるわけではないんですよ。
人それぞれの得意・不得意があるからこそ、クイズというゲームのおもしろさが成立していると思いますね。
もし今の2問、チョレギサラダとM!LKが続けて出るクイズ大会があったら、クイズ初めての人のほうがスラスラ解けちゃったりしてね。
【Q3】科学の知識もクイズに出ます
次は科学の問題でした。「桜の香り」の成分はクマリンという物質なんですね〜。
三択の問題で、正解率がきれいに3分の1だ。
47%対32%で、さすがにここはクイズ経験者のほうが当ててるか。まあこういう学問系のジャンルは、クイズ勢が得意そうよね。
おもしろ知識として、クイズではよく出るイメージありますね。
この問題は選択肢もよくできていて、聞き覚えのある人が多そうな「イヌリン」をつい選びたくなっちゃう気がします。
イヌリン:こちらも実在する物質で、ゴボウやキクイモなどに多く含まれる食物繊維の一種。高校で「生物基礎」を習った人には、腎臓の働きを調べる計算問題に登場する物質としてもなじみがあるかも。
「イヌリン」「クマリン」「トリリン」でどれも動物の名前がついているから、「正解以外の2個は存在しない物質かな? ってことは知ってるやつが答えだ」という思考回路が働きそう。
僕も迷って、イヌリンを選んじゃいましたね。
▲約半数の方が「イヌリン」を選んでいました
化学や生物の知識って、学校のテストだと理屈で考えて答えることが多いから、一問一答で即答する経験があんまりないんだよね。
こういうのをパッと出力できるのは、クイズ経験者の強みかもしれない。
「いかにもクイズ好きが知ってそう」な問題も、まあもちろんクイズの中にはありますよね。
でも、それだけじゃないのがおもしろいところ。次の問題いきましょう。
次ページ:「須貝の発言」で知名度アップ? 10代の「81%」が正解した問題