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こんにちは、志賀玲太です。秋というか、過ごしやすい季節って年々短くなっているような気がするんですが、普通に最悪ですよねこれ。なんなんでしょう。

▲モンブランはいつも美味しいので偉い

さて、この連載「なんかクイズ出してよ」は、QuizKnockのライターがそれぞれとっておきのクイズを1問ご紹介するシリーズです。私もこのクイズメディアで長年ライターをやっているのですから、何も出さないわけにはいきません。

さて、問題。

「知っている」の一歩先

私がこの「本の定義」の問題に初めて触れたのは大学のクイズサークルに入って間もない頃、クイズ大会のペーパーテストでのことだったように思います。この問題に限らず、クイズの場では

  • 「温泉法では温泉とは(規定の成分を含まない場合)25度以上の湧水のこと」
  • 「カロリーゼロとは、食品100gあたり5kcal未満のこと」

など、ただ難しい知識だけではなく、日常で触れる物事の一歩先に踏み込んでいるかを問われることが多々あります。

▲難問揃いのペーパークイズ

「本の定義」もそれが定められているのにはちゃんと理由(詳細はこちらの記事をぜひ読んでください)があるわけですが、こうした知識にアクセスするには「なんとなく」では難しいものがあります。日常にありふれていることの、それがそれである理由に目を向けさせてくれるのは、クイズの素敵な面のひとつでもあると私は思います。何より、このような日常の眼差しに根差したクイズは身近であるが故に、誰に出しても程よい会話のタネとなってくれるものです。

そういえば、私は漫画やゲームが好きないわゆるオタクであり、オタク仲間にこのクイズを出すときには決まって「“薄い本”って定義上、実は『本』じゃないことが多いんだよね」という具合に話を続けることになります。これはウケたり、ウケなかったりします。クイズでコミュニケーションをどうにかするのは、いつも難しいことです。

【前回の記事はこちら】

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この記事を書いた人

志賀玲太

志賀玲太です。東京藝術大学美術学部芸術学科を卒業。なんだかよくわからない記事を書きます。大概のことは好きです。

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