こんにちは、Yoshidaです。
クイズというのは、出題者と解答者が「問いかけ」という媒体で行う、ある種のコミュニケーションだと思う。
▲「問いかけ」を介したコミュニケーション、それがクイズ
そのため、競技クイズに親しくない一般の人から「なんかクイズを出してよ」と頼まれた場合、気をつけなければならないことが4つある。
それについては後で述べるとして、まずはクイズをどうぞ。
私が「なんかクイズ出してよ」と頼まれたときに気をつけているのは、以下の4つである。
たとえば「ヤーガン語」のようなマイナーなものを出題してしまったら、これはbad communicationである。一方、「カッターナイフ」は小学校の図画工作などでも使われており、知名度は相当高い。
板チョコとカッターナイフの「折る」という共通点に気付けば推測可能であるし、「カッターナイフ」は当てずっぽうでもギリギリ出せるラインだと思う。勘で当てられたときは何か悔しい気分になるが、相手は「クイズに正解できた」ということで非常に楽しいらしく、そこから会話は大いに弾みうる。
クイズを求めている人は、答えが知りたいのではなく、「解く」という行為の体験をしたいのである。したがって、答えがわからないという人のために、的確かつ出しやすいヒントを用意する必要がある。今回の問題では、「チョコではなく、板チョコとしているところがポイント」というヒントがベストだ。
答えしか載っていない参考書が役に立たないように、答えのみしか提示できないクイズは不適である。答え・解説の両方で面白い問題が、「なんかクイズ出してよ」という問いに対する最適解である。
以上により、この問題は前述の条件をすべて満たしているのである。
この記事を読んだ皆さん、コミュニケーションの手段として、是非使ってみてください。
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