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QuizKnockのYouTubeチャンネルの名場面を振り返る企画「QuizKnock名場面集」。これまで公開された動画のなかで、おすすめのシーンを紹介していきます。

ずっと応援してくださっている方は当時を思い出しながら、最近QuizKnockを知った方はぜひこの機会にご覧ください。今回紹介するのはあのメンバーの名場面です。

科学者らしい「究極の二択」への答え

「人の営みこそが科学」

この発言が登場したのは、2020年11月7日に公開された動画「東大生ならどっちを取る?究極の2択大激論!」です。山上大喜、河村拓哉、伊沢拓司、須貝駿貴が、与えられた2つのテーマに沿って、4人のうち、2人が選択ボタンを押すような究極の選択を考えようという企画です。

▲冷静なツッコミ

2つめのテーマは「理系と文系」。これに対し河村は、「押したらこの世のすべての謎が解けるが、それを誰かに伝えられない」という究極の質問を発表しました。

▲これは悩みます

この質問に対して須貝はボタンを押さず、2つの理由を述べました。まず、「伝えられない」のではわかっているとはいえない。解けた謎を数式などで人に伝えることができて、はじめて「わかった」と言えるのだと考えました。

さらに須貝は、「科学というのは人に伝えるのが目的だ」と主張しました。自分は真理を発見しなくてもいいから、自分がわかったことを後世に伝え、それを元に真理にだんだんとたどり着くことができればいい。須貝の科学に関する知見が、「人の営みは科学」という名言に込められているのです。

▲なるほど

長年科学に触れてきた須貝ならではの考えがうかがえる一幕でした。

現象を「発見する」ことの本質は、次に出会ったときに備えられることだと思います。逆に言えば、二度と起こらないことに出会っても気に留める必要はないということです。科学では、この「次に起こる」ということを「再現する」「再現性がある」と表現します。

発見が重要であればあるほど、そして再現性があればあるほど、自分も、そして周囲の人もそれに備える、あるいは利用したほうが良いのです。伝えられる状態にないものは、将来の自分も利用できないことが多いです。

科学は「発見」を突き詰めたものだと思います。現象や事象を科学にするのは、そういう営みなのではないでしょうか。

▲「名言」から再生されます

次回の「QuizKnock名場面集」もお楽しみに!

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