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こんにちは、和歩です。

皆さんは「オープン価格」という表示を目にしたことはありますか?

家電や楽器の商品ページやパンフレットなどに、具体的な価格の代わりに書かれているオープン価格。果たしてこのオープン価格はなぜ導入されたのでしょうか?

今回はそのオープン価格について説明します!

▲オープン価格 / via PX-S3100BK | CASIO

オープン価格はなぜ導入されたのか?

結論からいえば、「不当な値引き表示などを取り締まるため」です。

ふつう、メーカーは「この値段で売ってほしい」という値段を「希望小売価格」として設定しています。しかし、希望小売価格を用いることで消費者を混乱させてしまうケースがあります。たとえば市場における相場の価格がメーカーの希望小売価格から50%割り引いた価格になっていたとしても、小売店は「50%オフ!」のような表示で売り出せるため、商品が相場より安いように見せることができてしまいます。

また、希望小売価格と実際に販売する価格の2つを同時に表示する方式を「二重価格表示」といいます。こういった二重価格表示のなかには、希望小売価格を踏襲せず、実際に販売されたことのない価格を「通常価格」としたうえで線で消し、表示している場合があります。実際の市場の価格や希望小売価格よりも高い価格を「通常価格」として表示することは、景品表示法違反になる場合があります。

▲販売実績のない通常価格を提示したうえで、セールを謳うと景品表示法違反になることも……

「小売店が独自に値引きをしている」のか、それとも「そもそも相場の価格とメーカー希望小売価格に差がある」のかわかりにくい状況を解消するために、「最初からメーカーの希望小売価格を表示するのをやめて、小売店に価格設定を一任しよう」ということで生み出されたのがオープン価格です。

オープン価格のメリットは?

オープン価格には様々なメリットが存在します。

まず、消費者・買い手である私たちにとってのメリットは、「大安売り!」などの誘い文句に惑わされることなく、冷静に商品の価値を見定めることができるということです。

商品の売り手である小売業者にとってのメリットは、自由に価格が定められるという点です。先ほど説明した二重価格表示を気にすることなく、「ロボット掃除機がたったの1万円!」のように商品を宣伝することができます。

商品の制作者であるメーカーには、安売りをされないため、自分たちのブランドのイメージを下げることなく商品を販売できるというメリットがあります。

ただし、希望小売価格を設定しないことにより、逆に商品の価値が不透明になってしまうのではないか、という意見もあります。


様々なメリットがあるオープン価格。買い手である私たち、売り手、メーカーの三者にそれぞれやさしい概念といえるでしょう。皆さんも今度「オープン価格」という表示を目にしたときは、この記事を思い出してみてください!

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この記事を書いた人

和歩

慶應義塾大学商学部3年の和歩です。クイズ研究会に所属。「マーケティングからわかること」を伝える記事や、「明日誰かに話したくなる」記事の執筆を目指して頑張ります。

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