解説
正解は「チャールズ・ダーウィン」でした。
▲私がダーウィンです
ヒント1:医学部を退学
チャールズ・ダーウィンは生物学者としての一面が有名ですが、当初は家業であった医学を志していました。医学を学ぶためにイギリスのエディンバラ大学の医学部に進学しますが、当時の外科手術には麻酔が存在せず、そのことを嫌って退学。ケンブリッジ大学へ転入して牧師を目指します。
一説には、血を見るのが大の苦手で医学部を退学したともいわれています。いずれにせよ、ダーウィンは医学とは馬が合わなかったようです。
ヒント2:ミミズの研究も有名
ダーウィンは自宅の裏庭につづく牧草地の一角で40年にもわたってミミズの生態を研究し続け、『ミミズによる腐植土の形成』といったミミズや土壌に関する著書も残しています。
ダーウィンは地質学者としても名を馳せ、1859年には地質学の権威である「ウォラストン・メダル」を受賞しています。彼は分野をまたいで活躍する多才な科学者だったのです。
ヒント3:『種の起源』で進化論を提唱
ダーウィンはさまざまな生物が生息していたガラパゴス諸島に立ち寄り、そこで環境に適応して変異した種が生き残っていくという「自然淘汰説」を見出します。ダーウィンがこの説をまとめた著書『種の起源』は、進化論が世の中に広く知れ渡るきっかけになりました。
かつては「神が生物を創った」というキリスト教の考えが一般的だったため、ダーウィンの考えは発表当初こそ強く非難されましたが、今では多くの科学者に受け入れられ、生物学の基盤となっています。
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