解説
正解は「チャールズ・チャップリン(チャーリー・チャップリン)」でした。
▲同一人物です
ヒント1:日本で命を狙われる
チャップリンは1932年に来日しており、5月15日には首相官邸にて、
本来なら歓迎会が催されるはずだった同日、急進派の海軍将校が首相官邸などを襲撃、犬養毅は暗殺されました(五・一五事件)。もし歓迎会が予定通り行われていたら、チャップリンは命を落としてしまっていたかもしれませんね。
ヒント2:アメリカから国外追放
1950年代前半のアメリカでは、冷戦の影響で共産主義者を追放する「赤狩り(レッドパージ)」が行われていました。『殺人狂時代』などの作品で資本主義を批判したチャップリンは、アメリカから共産主義者とみなされ、1952年に事実上の国外追放処分となります。以後はスイスに移住し、映画とは距離を置いた生活を送りました。
この処分が取り消されたのは1972年、アカデミー賞の授賞式のため、20年ぶりにアメリカに招かれたときです。
ヒント3:「喜劇王」と呼ばれた
チャップリンは20世紀前半に主にサイレント映画で活躍した喜劇俳優で、「喜劇王」と呼ばれました。
機械文明を皮肉った『モダンタイムス』や、ヒトラーを風刺した『独裁者』、空腹のあまり靴を食べるシーンが有名な『黄金狂時代』などの作品で監督・主演を務めています。
▲『黄金狂時代』より
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