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ランドマーク税理士法人

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1ページ目:はじめから挑戦したい方はこちらへ! 以下は問題の答えと解説です

答えと解説

正解は「神戸市」でした。兵庫県の県庁所在地で、関西では大阪市に次ぐ人口規模を持つ大都市です。

一方で、山と海に囲まれた自然豊かな街でもあり、摩耶山まやさん掬星台きくせいだいから望む雄大な夜景は人気スポットとなっています。

▲摩耶山の掬星台からの夜景

ヒント1:酒造の街

神戸から西宮にかけての臨海部には、「灘五郷なだごごう」と呼ばれる酒どころがあります。その歴史は江戸時代にまで遡り、現在に至るまで多くの人に愛される酒を造り続けています。

なかでも、「御影郷みかげごう」に所在する「白鶴」と「菊正宗」は現在でも高い人気を誇る酒造会社です。両社とも酒造りについて紹介する資料館を開館しており、酒造りの工程について学んだり、利き酒を楽しんだりすることができます。

▲菊正宗酒造記念館

「気になる!」という方は、以下のリンク先をご覧ください。

白鶴酒造資料館

菊正宗酒造記念館

ヒント2:有馬温泉

有馬温泉は、神戸市北区にあります。山間にある温泉地ですが、ここも実は神戸市内なのです。

温泉地としての歴史は古く、なんと『日本書紀』や『枕草子』にも記述があります。有名な戦国武将である豊臣秀吉も訪れたことがあるそうで、秀吉は1597年に始まる泉源の改修工事にも携わっています。問題の画像の中央に見える赤い橋にも、秀吉の正室の名から「ねね橋」という名がついています。

▲ねね橋。橋のそばには(画像では見えないが)ねねの像も立っている(筆者撮影)

温泉の泉質には大きく分けて、茶褐色で濁った「金泉」と、無色透明でさらさらした「銀泉」の2つがあります。特に「金泉」は塩分濃度が高く、保温・保湿効果が高いとされています。

温泉につかりたくなってきましたね。

ヒント3:神戸ポートタワー

神戸ポートタワーは、楽器の「つづみ」を縦に引き伸ばしたような形が特徴のタワーです。まっすぐに伸びる32本のパイプが交差して、特徴的なくびれの形状が現われていることから「鉄塔の美女」とも呼ばれ、1963年に完成して以来、神戸のランドマークとして愛されてきました。

▲下から見上げたポートタワー。赤い(筆者撮影)

実は2021年から改修工事を行っていましたが、今年(2024年)4月にリニューアルオープンしました。ということで今回、実際にのぼってみました

注:展望フロアへのぼるためには、事前にチケットの購入が必要です。当日券もありますが、事前に買っておくことをお勧めします。

内部は「低層フロア」と「展望フロア」に分かれており、低層フロアまでは誰でも無料で入ることができます。低層フロアにも、ショップやレストランが出店しています。

低層フロアをのぼっていくと、展望フロアへのエレベーターがあり、最上階の展望エリアまで直通となっています。まず最上階からの眺望を楽しんだあと、階段で1フロアずつ下りながら各フロアのコンテンツを楽しむ設計です。

▲展望エリアの様子。黒い縁の部分に、その窓から見えるものの説明がついている(筆者撮影)

展望エリアからは、周囲360°の景色を眺めることができます。窓から見える景色の説明文には、神戸がロケ地となったドラマや映画について言及したものが多い印象を受け、「聖地巡礼」との相乗効果が期待されているのかもしれないと思いました。神戸を舞台とした物語が多く紡がれていることに、少し驚きました。

聖地巡礼:元々は、宗教的に重要な意味を持つ場所(=聖地)を信者が訪問すること。近年ではそれが転じて、ドラマやアニメなどの舞台となった場所を訪ね、その作品に想いを馳せながら観光を楽しむことを意味するようになっている。

▲展望エリアから見た市街地方面の様子。山肌にいかりと市章の電飾が見える(筆者撮影)
▲同じく展望エリアからの景色。神戸ハーバーランドumieの大観覧車が小さく見える(筆者撮影)

フロアを一つ下ると、光を使ったアート作品を展示するミュージアムがあります。触れたり、体を動かしたりして体験できるアートが楽しめました。アートの内容は、ご自身の目で見てみてください。

さらにもう一つ下ると、座席がタワーの外縁をなぞるように360°回転するカフェ&バーがあります。ポートタワーをイメージして作られたソーダを飲み、一息つきました。

▲展望3階のカフェ&バー「Ready go round」の様子。ちょっとピンクすぎる。この数分後には看板の下を通り過ぎている(筆者撮影)

さらに下ると、オリジナルグッズを販売するショップフロア、風景とともにアート作品を展示するギャラリーフロアがあります。

実は屋上デッキにものぼることができるのですが、今回はのぼりませんでした。(当日雨が降る予報だったのでチケットを展望フロアの分しか買いませんでした。その日になってみると晴天でしたが……)

景色を見るのがメインで、他のフロアはおまけというつもりで訪れましたが、どのフロアも充実した体験ができ、とても楽しかったです。


今回紹介したもの以外にも、神戸には魅力的な観光地が沢山あります。中華街旧居留地北野異人館街etc.エトセトラ……

神戸へお越しの際には、ぜひこの記事を思い出して、街へ出かけてみてください。山と海に抱かれ、異国情緒あふれるミナトの街が、あなたを待っています

今回はここまで。

それではまた。

【前回の「社会編」はこちら】

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この記事を書いた人

﨑山 航志

神戸大学大学院 人文学研究科 社会動態専攻 博士課程前期課程2年。専門は社会学。主な研究テーマはVTuberという職業について。好きなアニメは『天元突破グレンラガン』、好きな漫画は『AKB49~恋愛禁止条例~』。

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