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【解説】

正解は「ホトトギス」でした!

▲ホトトギス(via Wikimedia Commons, Mildeep, CC BY-SA 4.0)

ヒント1:こんな鳴き声をしています。

▲もう一度聞いてみましょう (via Wikimedia Commons, Cory, CC BY 2.1 JP)

音声を聞いていただいた通り、ホトトギスは「キョッ、キョ、キョキョキョキョ」と表現される鋭い鳴き声をしています。

また、ホトトギスの鳴き声を「特許許可局」や「テッペンカケタカ」と表現することもあります。これは、人間にとってわかりやすい言葉やフレーズにたとえることで鳥や動物の鳴き声を覚えやすくしたものであり、「聞きなし」と呼ばれています。

ヒント2:自分の卵を他の鳥の巣に産む習性があります。

ホトトギスは自分の巣を持たず、ウグイスなどの巣に自分の卵を産むことで子育てを巣の親に任せきりにしてしまいます。これを托卵たくらんと呼びます。

ウグイスの巣で孵化したホトトギスは、本来の子供であるウグイスの卵やヒナを巣から追い出します。そしてウグイスは親として、本当の子供ではないホトトギスを大人になるまで育てるのです。

しかし托卵で子孫を残すのも簡単ではなく、もし托卵がバレてしまうとウグイスは巣を捨ててしまいます。ただホトトギスとウグイスの卵はよく似ているため、区別することは難しいようです。

ヒント3:正岡子規の「子規」とは、この鳥のことです

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」などの句で知られる俳人・正岡まさおか子規しき。彼の名前である「子規」は「ホトトギス」とも読みます

ホトトギスは鳴き声が鋭いこと、また鳴いて口を開けたときの赤色が印象的なことから、ホトトギスは「血を吐いて鳴く」と言われています。

そして正岡子規は、当時は不治の病とされていた(今はちゃんと治ります!)結核を患っていました。血を吐いて口の中が赤く染まった自分を、口の中が赤いホトトギスと重ね合わせて「子規」と名乗ったそうです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ぜひ次回の「今日の一問・理科編」にも挑戦してくださいね!

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この記事を書いた人

どやさん

京大院生のどやさんです。地球科学をやっている古のオタクです。記事やクイズを通じて、皆さんが理系分野に限らず様々な事に興味を持つきっかけになれればと思っています。よろしくお願いします。

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