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ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』、日本テレビ系列で毎週水曜日・夜10時より放送中!

※コラボではなく、便乗です。


どうも、「校閲ボーイ」ことカワカミです。地味にハズイ!

火曜日連載「ことばの研Q」第2回です。第1回はこちら

このコーナー、週1連載であるからには、毎週〆切がやってきます。幸いなことに僕は比較的筆が速いので、テーマさえ思いつけばなんとかなるのですが、テーマが思いつかないことには書きようがありません。

しかも、ウラの話をすると、僕はこのサイトの記事の執筆以外にも、記事に誤りが無いか確かめる「校正」を担当しています。そういったことに気を取られていると、ついに何も思いつかないまま〆切の日が来てしまいました。このままでは第1回で打ち切りです。前代未聞です。

そんなこんなで頭を抱えていると、河村さんからLINEが来ました(水族館の記事のときにしたブロックは、カクテルを奢ってくださったので解除しました)。

祝日の記事、校閲してー」

……あれ、「校正」と「校閲」ってどう違うんだろう?

辞書などで調べてみると以下のような違いが分かりました。

【校正】原稿と印刷物を比べて、異なる部分を正すこと。

【校閲】原稿や印刷物について、誤りが無いか調べて正すこと。

なるほど。僕がこのサイトについて行っていることは「校正」ではなく「校閲」だったようです。つまり、先ほど僕が誤って用いた「校正」を「校閲」に正すことこそが「校閲」なのです。校正の段階ではこのミスは正されません。

第2回にして早速無知を晒してしまいましたが、このコーナーのコンセプトは「皆さんと一緒に日本語を究める」ですから、ある意味これで良いのかもしれません。いやあ、我ながら良いコンセプトだ。ナイス先週の僕。


というわけで、今回は「校閲」がテーマです。間違っている部分を探して、正しく直してください。いろんなパターンがありますよ。それでは、どうぞ!

どうでしたか? ちゃんと間違いを見つけられましたか?

ちなみに、こういう「間違えやすい日本語」というくくりでは頻出の「情けは人のためならず」「すべからく」「やおら」などは、あえて入れませんでした。新鮮味がないから、というわけではなく、これらは既に誤用の方が本来の意味よりも浸透しているためです。僕には、そういったものを「間違っている」と断言することはできません。

前回も主張した通り、ことばは生きています。日本語は、日々変化しています。勿論、本来の使い方は知っておきたいところですが、人口に膾炙(かいしゃ)した別の使い方があるのならば、そちらを無視するわけにはいきません。

次回は、そのような「誤用が広まった例」についてお話しようかと思います。それでは、また来週!

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この記事を書いた人

カワカミタクロウ

東大文学部卒、東大クイズ研究会OB。

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