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2019年5月20日公開の記事「なぜ電話番号は「0」から始まる?秘密は「国番号」にあった!」を再構成しています。

こんにちは、QuizKnock編集部です。

私たちが普段使っている電話番号は、「090」「03」など、どれも「0」で始まっていますよね。なぜ、電話番号は「0」で始まるのでしょう。実はこの0には大切な役割があるんです。

電話番号の最初の「0」は「国内通話」を示す目印!

電話番号の最初の「0」はずばり、国内に電話をかけることを示す目印プレフィックス)です。日本国内での電話の仕組み上、電話番号の最初に「0」がついていることで「これは国内電話ですよと区別することができます。

皆さんの多くは、たとえば東京23区なら「03」の2桁を、京都市なら「075」の3桁を「市外局番」として認識していることと思います。しかし本来は、「3」や「75」といった0を除いた部分だけが市外局番」なのです。携帯電話も同様に、「90」や「80」以降のみが本来の番号となります。

したがって、特定の条件下では、最初の「0」を省略することがあります。では、どのような場合に「0」を取ることができるのでしょうか?

国際電話では「0」が省略される!

電話番号の最初の「0」を省略する身近なケースとして、国際電話が挙げられます。ここでは、海外から携帯電話を使って日本の番号にかけるケースを想定して見ていきましょう。

国際電話識別番号

国際電話をかけるときは、まず最初に「国際電話をかけますよ」という合図の番号、国際電話識別番号をダイヤルする必要があります。

携帯電話から国際電話をかけるときは、「+」の記号がこの役割を果たします。最初に「+」がついていたら、それは「国境をまたいで電話をかけるよ」という印なのです。

▲多くのスマートフォンでは、「0」を長押しするとプラスが入力できます。

ちなみに

携帯電話ではなくホテルの電話や公衆電話、固定電話から国際電話をかける場合は、どの国からかけるかによって識別番号が異なります。日本から海外へかける場合は「+」の代わりに「010」ですが、アメリカやカナダからの場合は「011」、韓国からの場合は「001」や「002」(利用する通信会社によって異なります)となります。

加えて、ホテルの電話の場合は外線を指定する番号を、固定電話の場合は利用する通信会社を示す番号などを最初に入力しなければならないこともあります。よく調べてからかけるようにましょう。

発信先の国番号を入力する

国際電話識別番号を入力したら、続けて「国番号」を入力します。国番号は「どこの国にかけるか」を示す番号で、たとえば日本にかけたい場合は81」になります。国番号は通信会社などが一覧を出していますので、気になる国の国番号を確認してみてくださいね。

電話番号の最初の0を取る

いよいよ見慣れた電話番号の登場です。たとえば、東京23区の電話番号は「03-XXXX-XXXX」という形式ですが、最初にある0は入力しません。「0」はあくまで国内用の目印にすぎないため、国際電話では不要になるわけです。つまり、「+81-3-XXXX-XXXX」という形で入力することになります。

▲SMSでの2段階認証などで見たことがある方もいるかも?

日本以外の多くの国でも、最初の0は国内通話を示す識別番号となっていて、国際電話の場合は入力しません。ただしイタリアなど一部の国では、最初の0に国内電話の識別の役割を持たせておらず、例外的に0を含めてダイヤルしなければなりません。国ごとにルールが異なるので、海外に電話をかける際には注意が必要です。

まとめ

  • 「0」は国内通話を示す目印であって、電話番号そのものの一部ではない
  • 国際電話など、特定の条件の下では「0」を外すことがある
  • 国によってルールが異なるため、海外の電話番号を扱う際には注意が必要

こうしたルールを知っておけば、国際電話をかける際や、海外の電話番号を扱うときにも困りませんね!

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