問題の解説
第1問
3500-998=2502です。
998を引くならば、1000を引いておいて2を足すのが速いですね。3500-1000+2=2502とすぐ計算できます。
100や1000などぴったりな数に近い数を足し引きするときはこのワザでいきましょう。財布の中身を管理するときなどに使えます。
では10320+9998=? 同じ方法を使えば10320+10000-2=20318となりますね。
第2問
198×8=1584。これも第1問と似た感じですが、今度は掛け算。
でも大丈夫です。198=200-2なので、200×8から2×8を引けばOK。1600-16=1584となります。
お店で198円や298円といった値段のものを買うときは、こういうふうにすれば計算できます。
もちろん、大体の値が概算できればいいときは、2の違いなんか無視して200で計算するのが正しいですね。
198を100にしてしまうのは大間違いですよ!
第3問
435÷5=87。5で割るときは、×2をしてから÷10をするのが得策です。435×2=870、870÷10=87と答えが出ました。
大きな数字でも、たとえば2635÷5は5270÷10と同じだから527……と計算できます。
それでは、「660の5%」と言われたらどうすればいいでしょうか?
「5%」は、2で割って10で割ることで求めることができます。660÷2=330、330÷10=33なので答えは33。
消費税は8%になってこのワザは使えなくなりましたが、まだまだ有用なテクニックです。
第4問
割り算をするときに、割り切れるかどうかは暗算するかどうかの判断基準として知っておきたいものです。
結論から言うと438は3で割り切れます。
3で割り切れるか知りたいときは、各桁の数字を全部足して、それが3で割り切れるか調べればいいのです。
つまり、4+3+8=15で、15は3で割り切れるので、438は3で割り切れるということ。
ちなみに、このテクニックは9で割るときも同じ。
「4325は9で割り切れる?」と聞かれたら、4+3+2+5=14で、14は9で割り切れないからダメ! と答えられます。ついでにいうと、14を9で割ると1余り5ということから、4325を9で割ると余りが5だということまで分かります。
第5問
8926は4で割り切れません。
4で割り切れるか確かめたいときは、下2ケタだけ見て、それが4で割れるか確かめればいいのです。
26は4で割り切れないので、8926も4で割り切れません。
同様に、8で割り切れるか確かめたいときは、下3ケタを見て、それが8で割り切れるか確かめましょう!
例えば31024の下3ケタは024で、24は8で割り切れるので、31024も8で割り切れます。
いかがでしたか? テクニック、使えましたか?
もっと計算力を付けたい! という方は、こちらにも挑戦してみてください!