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東京出身じゃなくてよかったと思うこと、ある?

――先ほどのインタビューは「地方であることでネガティブに働いたこと」について聞きましたが、逆に「東京じゃないことでポジティブに働いた」と思うことはありますか?

 本当に「もしも」の話なんですけど、東京に生まれていたら東大に入れていなかったんじゃないかと思うことはありますね。

▲「どっちがいいっていうわけじゃないですけどね」

 僕は高校で伸びたタイプなんですよね。中学校のなかでは成績がよくて1位も取れていたけど、おそらく同世代の中学生全体で比べたら別にそこまでいい方ではなかったと思うんですよ。少なくとも東大に入るような水準ではなかったと思っていて。

――なるほど。

 もしも自分の中学の外の水準だったら、たとえばもっとレベルの高い東京の中学であればたぶん1位は取れていなくて、それに応じた高校に進学していたと思う。そうなると、きっと東大にも入れてなかったんじゃないかと思いますね。

――中学から高校にかけて、心が折られるような経験がなかったという。

 そうですね、まったく折られなかったわけでもないんだけど、大きな挫折みたいなことはなかったから。井の中でのびのびとできたというか。どっちがいいかとかではないけど、今思えば当時の環境があったから遠回りしなかったみたいな面はあるかもしれない。

▲「井の中でのびのびできていたのかなとは思います」

――ノブさんは「東京に生まれたかったな」と思うことはありましたか?

ノブ いや、僕は東京に生まれたかったとは全く思わないですね。やっぱり高校まで愛知で過ごした時間は普通にめちゃくちゃ楽しかったので、不満はなくて。自然もあって、小さいころは缶蹴りとかして遊んで(笑)。でも中学のころから一人暮らしには憧れていたので、「上京したら一人暮らしできる」っていうのはモチベーションのひとつではありましたね。

 それで言うと、東京に生まれたら上京できないよね、東京が実家になっちゃうから。

ノブ 缶蹴りもできないしね

――缶蹴りがめちゃくちゃ重要なんですね(笑)。

▲ノブ「あとJボード」乾「8の字に動かすやつね」

「世の中の発言は全てインスタグラム」受験との向き合い方

――最後に、受験に関してメッセージがあれば教えてもらいたいです。乾さんはどうですか?

 周りを気にしすぎず自分を信じることが一番大事なのかなと。

ノブ わかる。

 さらに言えば、何でもいいから自分を信じるんじゃなくて、「信じられる自分になる」というのが近いんですけど。なるべく客観的に正しいこと、正しい勉強、正しい努力をすることを意識すると自ずと信じられるし。周りでやんややんや言ってる人に対しても「そうは言ってるけど、俺のほうが正しいからな」って思えれば、気にしすぎないで済むんですよね。

▲「大丈夫、俺は正しいって思える」

――うんうん。

 だから、それを測る何か、基準を見つければいいんじゃないかなと思います。僕は塾の先生でしたけど、学校の先生でもいいし、参考書とかネットとか、それこそ伊沢さんとか、わかんないけど(笑)。自分が信じられる「ものさし」というか、「しるべ」みたいのが見つかるといいのかなって。

――ありがとうございます。ノブさんはいかがですか?

ノブ 僕も乾と言いたいことはあまり変わらなくて、世の中の人々の発言を気にしないこと。それこそ、僕は「世の中の発言は全てインスタグラム」だと思ってるんですよね。

▲「世の中の発言は全てインスタグラム」

――インスタグラム?

ノブ インスタに載せる写真って、周りのお手拭きとかごちゃごちゃしたものを全部画面の外に出して、めちゃくちゃキレイな部分を切り取って、それを加工して上げるじゃないですか。

――あぁ〜、わかります。

ノブ だから世の中の人も、めちゃくちゃ泥臭く努力していることとか、実は成績うまくいってないとか、昨日サボったとかは隠して、「A判定だったんだよね」「テストの点数よかったんだよね」って言ってるはずで。そういう面って誰にでもあるものだから、「キレイな部分だけを見せられてるんだ」って思うくらいのメンタリティでいたほうがいいと思っていて。

▲「めっちゃキレイなとこしか見えてないだけだと思うんですよ」

ノブ インスタに載ってるキラキラした写真と自分のインカメの顔を比較したら、それはインスタのほうがキレイに見えるじゃないですか? だから受験のときも、周りを見て「自分はできてない」って自分のよくない部分に目がいっちゃうと思うんですけど、比較しないほうがいいよって思うんですよね。

――確かに。

ノブ あと、僕は友達と一緒に勉強するってだけでめちゃくちゃ頑張れたので、そういう仲間を見つけるみたいなこととか。

 僕も塾で休憩時間に友達と問題出し合ったり、教え合ったりしたのは大きかったかなぁ。

ノブ 授業終わったら一緒に図書館行って、19時くらいにカップラーメンをみんなで食べて、チリトマト味を(笑)。

 僕はカップ麺の塩焼きそばをめちゃくちゃ食べてた。僕が塾の自習室に電気ケトルを持って行って、みんなで。

ノブ 強っ。

――そう思うとカップ麺は受験生の味方ですね。

ノブ 高校生ってめちゃくちゃお腹減るんだよね。19時にカップ麺食べて、家帰ったら普通に夕食も食べるっていうね。

 そうそう、そうなんだよな。

▲「18歳の胃袋すごいよね(笑)」「そうそう」

――すごい食欲ですね……。

ノブ でもそういう息抜きの時間って絶対必要だと思っていて、そこに一緒にいてくれる仲間がいたというのは大きかった気がしますね。そうすると孤独で戦っている人はどうすればいいんだっていう話にはなってきちゃいますけど。

 QuizKnockと学ぼう」がある!

ノブ まさに! QuizKnockと学ぼうではないですか!

――ここで!

ノブ ぜひ活用してもらいたいですね。

――「QuizKnockと学ぼう」には2人も出てますからね。ありがとうございました!


受験において勉強スタイルも試験後の行動も異なる2人ですが、「自分を信じる」という心構えは共通していました(あとカップ麺にお世話になっていたこと)。2人の話からは、都市部の「ものさし」が見えにくいからこそ、それぞれの指針を持って不安を努力に変えてきた強さを感じます。2人の体験談が、地方で奮闘する人へのヒントのひとつになればと思います。

QuizKnockメンバーへのインタビュー企画、次回はふくらPが登場する予定です。幼い頃からパズルに親しんできたふくらPが、パズルを通して学んだ体験や、動画企画に活かされていることなどについて語ります。記事は10月以降の公開を予定していますので、ぜひ楽しみに待っていてくださいね!

【前編はこちら】

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この記事を書いた人

野口 みな子

QuizKnock編集部で記事の編集をしながら、記事も書きます。記事を通して「知る楽しさ」の入り口を広げていきたいです。インターネットや動物、ポップカルチャーが大好き。大学時代は宇宙物理学を専攻していましたが、星座に詳しくないのが悩みです。名古屋大学の大学院理学研究科卒。

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