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こんにちは、セチです。

寒い時季になると、特に手足が冷たくなるのを感じる人も多いと思います。

そもそも、手足の末端が冷えやすいのはなぜなのでしょうか。

体温は脳の視床下部でコントロール

人体には、体温を一定に保とうとする働きがあります。

外部の温度に関する情報は、皮膚の受容器から脳に入り、大脳皮質に伝えられることで「暑い」「寒い」といった感覚を生みます。

同時に、この情報は体温調節を司る脳の視床下部にも伝えられ、そこから自律神経などを介して他の器官に命令が出されます。

暑い」という情報が入った場合は、皮膚の血管を広げたり汗をかかせたりすることで熱を外に逃がし、甲状腺のホルモン分泌を抑えたりすることで熱が生み出されないようにします

反対に「寒い」という情報が入った場合、皮膚の血管を狭くしたり毛を立たせたり(いわゆる「鳥肌が立つ」状態)して熱が外に逃げないようにし、筋肉を収縮して震えさせたりすることで熱を生み出したりします

末端が冷えやすいのは、体の中心の温度を保つため

手足の末端は、血液を送り出す心臓からは最も遠く離れた部分です。

寒いときの人体では、先に述べたように皮膚の血管を狭めたりするほかに、生命活動に重要な臓器の集まる体の中心に血液を多く流すことで体温の維持が図られます。

そのため、体の端にあたる手足末端では血液が特に行き渡りにくくなり、寒さを感じやすくなります。


体の冷えやすさには、自律神経の働き、血液の流れ、筋肉量、ホルモンバランスなどさまざまな要素が関係します。冷えやすい体質の方は、自分に合った対策をしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

セチ

都内で医大生をしています。

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