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突然ですが、皆さんはこちらの写真を見て、この人が何をやろうとしているかわかりますか?

そう、“念能力”を得た人間には、こう“視える”のです……。

▲やっぱりお連れ様がいない人じゃん

いったん話聞いてもらえませんか

「念能力」とは、冨樫義博先生による漫画『HUNTER✕HUNTER』に登場する特殊能力。「オーラ」と呼ばれる生命エネルギーを操る能力で、攻撃や防御においても必須のスキルになっている。

▲ちなみに、念能力は使えるとあまりにも強すぎるため一般人にはその存在を秘匿されている。きみが知らなかったのはそのせいだ

オーラの使い方は多種多様で、バトルの駆け引きには相手のオーラの動きえていることが何よりも大事。だけど、熟練した念能力者はオーラを隠すことができてしまうし、これがなかなかどうして一筋縄ではいかない。どうしたらいいんだ……。

だから身につけるワザがある

このために、念能力者が身につけておかなければならないとされるのが、「ギョウ」と呼ばれる技だ。オーラを「」に集中させることで、相手のオーラが視えるようになるのだ!

▲ざっくり言うと、オーラで視力の能力値を上げるイメージ

いつバトルが展開されるかわからないため、念能力者たるもの、呼吸をするように「凝」を使えるようになっていなければならない。主人公たちは割としっかりめの修行の一環で、それなりに時間をかけて使いこなせるようになっていた。

その修行法が、「相手が指先に出す、オーラで作った数字を凝で視て答える」というもの。ゴツすぎる戦闘シーンに比べて、非常にシンプルなのが個人的にむちゃくちゃ好きなところ。相手の人差し指が掲げられたら能力を出す合図! しかしいつ数字が出るかは予測できず、油断ができないというのがポイントだ。

▲「女性がつけまつ毛を人差し指に乗せているイラスト」がいらすとやにあってよかった

つまり、『HUNTER✕HUNTER』の教えのひとつはこれなのである。

ギョウ”をおこたるなよ

ついてきてくれてますか?

翻って、「凝」を現実世界でできるようになったら、コミュニケーションツールとしてめちゃくちゃ便利なのではないか?

フリック入力も音声入力も必要ない。ただ、人差し指をかざすだけで意思疎通ができれば、私たちはもっと気持ちを通わせることができるんじゃないだろうか。

オッケー、修行するわ。

▲気を整え、拝み、祈り。構えて……

▲突く!

▲祈る時間を増やしつつ

▲正拳突き

▲具現化のイメージを膨らませる(鎖を探してたらこれで使ったバネしかなかった)

▲感謝!!!!!

▲水見式

▲不意の人差し指に過剰反応してしまう。俺でなきゃ見逃しちゃうね

▲これまでの全てに……!

あの……。
正拳突きと祈り、正拳突きと……。
なにやってるんですか?
あ、あなたは!

▲QuizKnockのエンジニア、松戸誠人氏

会社では仕事しなきゃいけないって知ってます?
シゴト……?
もしかして、話が通じる相手じゃない?
あぁごめんごめん! ちょうどいいところに来てくれた! 実はかくかくしかじかでさ……。

斯斯然然かくかくしかじか

それでさ。
はい?
私の脳内CPUが叩き出した答えは、「不可能」なのよ。
理性で不可能だとわかってほしいです
これってさ、テクノロジーの力でなんとかならないかな?
え?
一生のお願い……。
えぇ? えぇぇぇ……?

▲頭を抱えてしまった松戸くん

僕、『HUNTER×HUNTER』読んだことないですけど、指の上に自動で文字が出ればいいんですよね?
めちゃくちゃ文脈を無視して、平べったく言っちゃうとそうかな。

たぶんですけど、できますよ?
マジ!?
でもなんのために……?

▲ヤッター!!!!!!

やっぱり話通じない人なのかな……?

そんなにすぐできちゃうの?

できました。
すごすぎて後光が差してるわ。

次ページ:修行なしで念能力、本当にできちゃうの!?!?【できました】

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この記事を書いた人

野口 みな子

QuizKnock編集部で記事の編集をしながら、記事も書きます。記事を通して「知る楽しさ」の入り口を広げていきたいです。インターネットや動物、ポップカルチャーが大好き。大学時代は宇宙物理学を専攻していましたが、星座に詳しくないのが悩みです。名古屋大学の大学院理学研究科卒。

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