ちょっと人差し指出してもらってもいいですか?
はいっ!
視える……、視えるぞ……!
まさかこんなこともできちゃうのでは!?!?!?
▲何気ない3ショットが
▲マンガのあのシーンに……!
▲たとえば会議中でも……
▲念能力出せちゃう
どうしよう……夢みたい……。
なんでできちゃったの?
これってどういう仕組みなんですか?
ハンドジェスチャーインターフェースです。
手招きする境界面……?
なんか別なこと考えてません?
何をやっているかというと、「MediaPipe」っていうGoogleが提供している機械学習のフレームワークを使って、指の動きをトラッキングしているんです。
人間1回目の人でもわかるように教えてもらえませんか?
えぇと、要するに、カメラで撮影した映像から手を判別して、手の各部位に20個くらいの目印をつけます。その目印の動きを追跡することで、どんなジェスチャーをしているか判断する、という仕組みです。
手につけた目印同士の距離とか、角度から、プログラムが「いま人差し指立ててるな」と識別できたときに、任意の文字を表示させるようにしています。
あっ、マジの「オート念※1」じゃん。
※1:そんな言葉はない。
「念能力」かどうかは僕あんまりわかんないんですけど。だって、さっきの会議中の写真も……。
▲会議中のドッキリ念能力も……
3人がかりですよ?
▲手作りの現場です
私もここまで話が進むと思わなくて、お願いしたことをだんだん申し訳なくなってきたんだよ。本当にありがとう。
まぁ、皆さん楽しそうなんでいいですけど。
ちなみに、この技術ってどんなところで使われるんですか?
最近のIoT家電とかではジェスチャーで操作できるものがあるんです。たとえば、指を1本立てると電源を付けて、2本立てると温度を上げるとか。
あぁ〜、なんか見たことあるかも!
あとは、顔と一緒に識別して、特定の人の手でしか操作できないようにする、みたいなことも可能になるかと。
めちゃくちゃハイテクだし、実際コミュニケーションツールとしてめちゃくちゃ便利だ……!
凝であそぼう!
せっかく素晴らしい“能力”を手に入れたので、やってみたかったことをやらせていただきます。それは……
「凝」で伝えるまでもないことを、
あなたへ。
▲そう、そんな季節でもなんでもないのだ
▲しかも、画面を見ている松戸くんにしか伝わらないというピアツーピア仕様だ
▲と思ったら、となりのチャンイケには視えているのかもしれない
▲たとえばこんな場面でも
▲気さくにお誘いができる。しいていえば文字が顔にかかりがちなのが難点
もう1個だけ聞いていいですか?
なんですか?
そもそも、伝えたい内容をあらかじめプログラムしなきゃいけないって、念能力って言えるんですかね?
……。
逃げるな。
ちなみに、QuizKnockでは松戸くんをはじめとする、愉快なエンジニアが活躍していて、QuizKnockのYouTubeチャンネル「QuizKnockと学ぼう」では、プログラミングを一緒に勉強する配信もやってます!
▲須貝と作れるようになるLIVE
逃げられた! まぁ、とりあえず、『HUNTER×HUNTER』は読んでみようかな。なんか最近Twitterでも話題だし。
撮影、その後……
結局「念能力」ってなんなんだろうな……。なんだこのコップ、野口さんが確か「なんとか式」って言って手をかざしていたような。
う〜ん???
これで何がわかるんだ……?
はっ、あれは松戸くん……! まさか、水見式を!?
まぁ、よくわかんないな……。
帰って寝よ。今日、なんかやたら疲れたし。
行ってしまった……。
あれ? なんか水の様子がおかしい気が……。
飲んじゃお!※2
※2:特別な訓練を受けています。良い子はマネしないでね。
おっ?
こ、この強炭酸、まさか……!
WILKINSON……!
▲念能力者にしか視えないツイートボタン(押せるよ)
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