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ご機嫌いかがでしょうか。ライターの柳野とうふと申します。めっきり寒くなってきましたね。

さて、先日母親と一緒に料理をする機会があったのですが、そのとき母親がアボカドの種をくり抜きながらこんなことを言いました。

「友達の家ではアボカドの種から芽が出たらしく、ちゃんと木になって育っていた。家でも芽が出せるかもしれない。」

そうして母親はくり抜いた種を取り置き、水に浸けました。

これがそのアボカドの種。見ての通り絶賛水に浸され中である。まだ芽が出る雰囲気は感じられない。 これがそのアボカドの種。見ての通り絶賛水に浸され中である。まだ芽が出る雰囲気は感じられない。

この少し哀愁を感じる種をぼんやりと見ながら私はこう思いました。

あれ? 種子の発芽に必要な条件ってなんだっけ? 確か昔理科で習ったはずだけど……

はっきりとは思い出せませんでした。自分の物覚えの悪さに愕然としました。

 

というわけで皆さま、学校の理科の知識は覚えておいででしょうか。それが日常のどんなところでどんな風に見えているか、ちゃんと理解できていらっしゃいますでしょうか。

今回は日常生活の1シーンを切り取ってクイズを作ってみました。問題自体は簡単なので、解説を読みながら中学くらいまでの理科の内容を思い出す機会にしてもらえると幸いであります。

今回の記事を書くために物置から引っ張り出した中学時代の理科の教科書。ゆとり世代ですが読み返すと意外ときっちりしたことを学んでいるなあと思いました。 今回の記事を書くために物置から引っ張り出した中学時代の理科の教科書。ゆとり世代ですが読み返すと意外ときっちりしたことを学んでいるなあと思いました。

ちなみに発芽の条件は水・空気・適度な温度の3つだそうです。水に浸けてあって空気にも触れさせているので、冬の我が家が低すぎなければ先程のアボカドの種は発芽する可能性がありそうということですね。覚えておられましたかな?

 

とかく学校でやる勉強というものは、「こんなのどこで役に立つんだよ」と言われがちであります。個人的には役に立たないモノも良いじゃないかとは思うのですが、なかなかその理屈は納得してもらうのが難しいこともありますね。

しかし、今見てきたように、勉強する内容というものは確実に我々の日々に隣接して存在しているものです。義務教育で習うような基礎的な知識であれば、なおさらその隣接性が高いとも言えるかもしれません。

ここまで身近な題材であれば、きちんとした考え方が分かっていれば活かす機会というものはいくらでもあるはずです。

同じように理科以外の教科も、見えやすいかどうかの差はあるにせよ、すべて我々の生活につながっているものです。たまにはそういった知識や知恵を思い出して、日々の生活と結びつけてみようとするのも良いのではないでしょうか。自分で一回くらい活かしてみると、知識や知恵に愛着が湧くというものですよ。

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この記事を書いた人

柳野とうふ

東大で美術史学を専攻している東京大学OBです。マンガとか専門の本とかを読んでるときに「知らない単語」に出会った感動を共有したいがためにクイズを作ってるところが多分にあります。絵は見るのも描くのも好きです。

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