(3)「日本人の言葉で、『これ、~~ですか?』っていうやつがあったんだけど、なんだっけ?」
「これ」とか「ですか?」だけでは、数が多すぎて全くたどり着けません。
ここでは武器を2個使っちゃいます。
まず「""」。これで2つ以上の検索ワードを挟むと、その順番でキーワードが出てくるページだけ検索されます。
例えば「"これ ですか"」だと、「これ」という言葉が出てきて、それより後に「ですか」という言葉が出てくるページだけが検索されます。
「~~ですか? これ、~~~」というようなページは除外されます。
次に「*」。「*」のキーを半角で押すと出てきます。*はワイルドカードで、そこには何でもいいからなにか文字が入っているものが検索されます。
「"これ * ですか"」で検索すれば、「これ」と「ですか」の間に何か文字が挟まっているページを検索することができます。「これですか?」というような言葉は除外されます。
というわけで、「"これ * ですか"」で検索してみましょう。
出てきました! 青色の部分、「これ本番ですか」が探したかったんです!
「これ、本番ですか?」とは、TBSの取材員だった秋山豊寛さんの言葉。
秋山さんは取材の一環で、日本人として初めて宇宙飛行をすることになります。宇宙に飛び立ち、地球との中継がつながった第一声が「これ、本番ですか?」でした。この言葉は非常に有名になりました。
(4)「1900年から1910年までに起こった世界史の事件が知りたい!」
19世紀から20世紀にかけては、世界レベルで多数の事件や戦争が起こりました。それを時期ごとに覚えておくのも大事です。
こんなときには、「..」が使えます。ピリオド2つです。
2つの数字を..でつなぐと、2つの数字の間の値が検索されます。
「1900..1910 事件」で検索してみると……
いろいろ出てきました! 1905年、1905年、1908年……と、1900年から1910年までに起こった事件が見事に検索できています。特に上の二つが有名なので、覚えておくことにします。
血の日曜日事件とは、1905年1月22日の日曜日にロシアのペテルブルグで起こった事件。
労働者たちが救済を求めて、皇帝ニコライ2世の宮殿まで行進していたところ、軍隊が待ち構えており発砲、大虐殺を起こした、という事件でした。
モロッコ事件とは、アフリカの国・モロッコの支配をめぐり、フランスとドイツが対立して起こった事件で、第一次は1905年、第二次は1911年に起こりました。
第一次は、フランスの進出に反対したドイツが、軍隊をタンジール港に上陸させた、という事件でした。
第二次は、国際会議の結果に不満を持ったドイツが、軍艦をアガディール港に入港させた、という事件でした。
最終的には、イギリスの仲介の結果ドイツはモロッコから撤退することになり、フランスの支配に置かれることになります。
というわけで以上4パターンの調べ物を完了することができました!
他にも検索オプションはさまざまありますが、このページで使い方を確認することができます。
「こんなの覚えられないよ!」という方、安心してください。
すこし手間はかかりますが、「検索オプション」と検索すると、Googleのより高度な検索ができるページに行くことができます。ここで、いままで紹介した方法を含めた検索をすることができます。
マイナス検索やORなど、基本的なことだけ覚えて、もっと高度なものはこのページに行って調べる、というのも賢い調べ方ですね。
ということで、今回の復習クイズです。
調べる力がアップしたみなさんなら、周りに差をつけることができちゃいますよ!