解説
1問目:犬の「パピヨン」と博覧会のテント「パビリオン」→チョウチョ
パピヨン(papillon)はフランス語で「チョウチョ」という意味。耳の形がチョウチョそっくりですね。
パビリオン(pavilion)はラテン語の「チョウチョ」=papilioから来ているとされます。
2問目:蛇口の「カラン」と工事現場にある「クレーン」→ツル
カランはオランダ語で「ツル」=kraanから来ているとされます。
クレーン(crane)はそのまま、英語の「ツル」=craneから。クレーンが伸びていく様子は、ツルが首を伸ばす動作と似ていますよね。
3問目:「かるた」と病院の「カルテ」
一見日本語のように思える「かるた」は、ポルトガル語の「カード」=cartaに由来します。室町時代に「南蛮文化」として伝わったことを考えると、ポルトガル語なのも納得です。
カルテはドイツ語の「カード」=karteから。明治時代の日本が主にドイツから医学を学んだことに由来します。
4問目:単位の「マイクロ」と楽器の「ピッコロ」
100万分の1を意味するマイクロは、ギリシャ語の「小さい」=mikrosに由来します。
ピッコロ(piccolo)はイタリア語で「小さい」という意味。フルートの半分の大きさであることから名づけられました。
5問目:ハワイの山「マウナケア」とケーキの「モンブラン」
ハワイの最高峰・マウナケア(Mauna Kea)はハワイ語で「白い山」という意味。冬になると山頂が雪に覆われることから名づけられました。
ケーキのモンブランも、そもそもはアルプス山脈の山・モンブラン(Mont Blanc=フランス語で「白い山」)に由来します。
どうでしたか? 他にも語源が気になったことばがあれば、是非調べてみてください!