問題の解説
第1問
【ロシアで、乳牛にVRゴーグルを装着し、牛乳の質や量を向上させようとする試みが行われています。さてVRを日本語にすると、次のどれになるでしょう。】
正解は「仮想現実」でした。
ロシアの農業食糧省が、乳牛にVRゴーグルを装着し映像を見せることで、牛乳の量や質を向上させようとする実験を始めました。
VRゴーグル内の映像には、牛の視覚に合うよう色などが調整された、夏の牧草地が描かれているとのことです。
VRゴーグルの「VR」とはVirtual Realityの略で、日本語では「仮想現実」と表現されます。CGで描かれた仮想世界の中に、自分が実際にいるような体験ができる技術です。
誤答選択肢の「拡張現実」は、AR(Augmented Reality)と呼ばれます。現実世界に、仮想の要素を反映させる技術です。
また「代替現実」は、SR(Substitutional Reality)と呼ばれます。これは現実世界の映像に、事前に用意した過去の映像などを反映させることで、仮想の事象が現実に起きているように見せる技術です。
第2問
【アルバニアで、過去40年で最大の揺れとなるマグニチュード6.4の地震が発生しました。さて、アルバニアはどこにあるでしょう。】
正解は「ヨーロッパ」でした。
バルカン半島に位置するアルバニアで23日の早朝、マグニチュード6.4の地震が発生しました。
この地震は、同国では過去40年で最も強いもので、多くの建物が崩壊。また多数の死傷者も出ています。現在も救助作業が行われており、周辺国のイタリアやギリシャなどからも救助チームが駆けつけました。
また26日には、近隣国のボスニア・ヘルツェゴヴィナでも、マグニチュード5.4の地震が発生しています。
「アルバニア」と混同しがちな国名に「アルメニア」がありますが、こちらは黒海とカスピ海の間に位置する国です。
第3問
【第11回本屋大賞などを受賞したベストセラー小説『村上海賊の娘』の、著者は誰でしょう。】
正解は「和田竜」でした。
愛媛県今治市にある「村上水軍博物館」が、来春「村上海賊ミュージアム」に改名されます。
改名の理由について同市では、2016年に日本遺産「“日本最大の海賊”の本拠地:芸予諸島」が認定されたことや、小説『村上海賊の娘』のヒットにより、「海賊」が広く認知されたことを挙げています。
村上水軍(海賊)は、南北朝時代から戦国時代にかけて、芸予諸島を中心に瀬戸内海の広い地域を支配した集団です。海賊行為だけでなく、船の警護や水先案内などを請け負うことで、航海の安全にも役立っていました。