問題の解説
第1問
【富士山の異名であり、富士山麓にある風穴の名称にも用いられている、スーパーコンピューター「京」の後継機の名前は何でしょう。】
正解は「富岳」でした。
2011年に計算速度の世界ランキング1位になったスーパーコンピューター「京」の後継機の名前が、「富岳」に決定しました。富岳とは富士山の異名で、性能の高さや、用途の裾野の広さを富士山になぞらえ、命名されています。
富岳の性能は京のおよそ100倍で、運用開始は2021年ごろになる予定です。運用開始までの間に富岳を超えるスーパーコンピューターが登場しなければ、計算速度ランキングの1位になる可能性もあります。
選択肢ですが、富士山は「富岳」のほか、「芙蓉峰」と呼ばれることもあります。また、画家の横山大観が富士山を「心神」と呼んだことから、こちらも富士山の異名とされることがあります。
また設問にある「富岳風穴」は、国の天然記念物に指定されている洞窟で、富士山麓の観光スポットになっています。
第2問
【東京都医師会が提唱している、熱中症対策の頭文字を取った「FIRST」。「F」はFluid(水分補給)、「I」はIce(冷やす)ですが、「R」は何を意味するでしょう。】
正解は「Rest」でした。
23日は、各地で30度を超える真夏日となりました。このため全国で、熱中症とみられる救急搬送も相次ぎました。
東京都医師会では、熱中症の症状が出た際の対策として、「FIRST」で対応するよう呼びかけています。
FIRSTとは熱中症対策の頭文字を取ったもので、Fluid(水分補給)、Ice(体を冷やす)、Rest(涼しい場所で休息)、Sign(経過観察し症状を確認)、Treatment(症状が改善されなければ病院で治療)の5つです。
また、今の時季はまだ体が暑さに慣れていないため、一層の注意が必要です。この、暑さに慣れることを「暑熱順化」(暑熱馴化とも)といいます。
環境省ウェブサイトの熱中症環境保健マニュアルでは、暑熱順化は「やや暑い環境で、ややきついと感じる強度の運動(ウォーキング等)を、毎日30分程度、2週間程度継続することで獲得できる」としています。
第3問
【2022年に開催されるサッカーW杯の出場国数が、現行の32か国に据え置かれる方針が決まりました。さて、2022年サッカーW杯の開催国はどこでしょう。】
正解は「カタール」でした。
2022年に中東のカタールで開催されるサッカーW杯の出場国数が、これまで同様の32か国になる方針が発表されました。
W杯カタール大会の出場国数については以前から、48か国に拡大する案が議論されていました。
しかし拡大すると、カタール単独での開催が困難となります。そこで他国との共催案も浮上しましたが、近年カタールと周辺諸国との間で緊張が高まりつつあるため、出場国数の拡大は見送りになりました。
なお、2026年に予定されているサッカーW杯(カナダ・メキシコ・アメリカの共同開催)については、すでに出場国が48か国になると決まっています。