問題の解説
第1問
【2020年7月、統計開始以来初めて発生が0になる可能性があるものはどれでしょう。】
正解は「台風」でした。
7月26日時点で、台風に発達するような熱帯低気圧がみられないため、7月の台風発生数が0となる可能性があると報じられています。7月に台風が発生しないのは、1951年の統計開始以来初となります。
7月に台風が発生しなかった年はありませんでしたが、発生数が1であった年はこれまでに5回あります。今後は平年と同じ程度発生するとみられ、8月以降はフィリピン近海で対流活動が活発になる予想です。
【観測史上初 台風発生のない7月となる可能性】 https://t.co/VzuTL07mst 今年の台風発生は、5月に1個、6月に1個の計2個となっており、今月は発生していま..
— tenki.jp (@tenkijp) July 26, 2020
なお「台風」は、熱帯低気圧のうち北西太平洋または南シナ海に存在し、低気圧域内の最大風速がおよそ毎秒17m以上のものを指します。合わせて覚えておくと良いでしょう。
第2問
【政府は、妻の出産直後の夫を対象とした「産後休業」を創設する方針を固めたと発表しました。では、現在の産休制度で女性は産後何週間の休暇を取得できるでしょう。】
正解は「8週間」でした。
男性の育児参加を促すため、政府は妻の出産直後の夫を対象とした新しい休業制度を創設する方針を固めました。
現在の産休制度は母親のみが対象で、出産予定日の6週間前から取得できる産前休業と、出産後8週間取得できる産後休業があります。
新しい休業制度は、父親を対象とした産後休業にあたります。この制度では、育児休業よりも給付金を多くすることなども検討しており、出産直後の妻を夫がサポートすることで母親の産後うつを防ぐ効果なども期待されています。
政府は秋から制度の設計を始め、来年の通常国会に育児・介護休業法などの改正案を提出する予定です。
第3問
【昨日27日、ファッションデザイナーやイベントプロデューサーとして活躍した山本寛斎さんが、21日に亡くなっていたことが発表されました。さて、山本寛斎さんが自身の代表作に用いたことで有名な日本の昔話は何でしょう。】
正解は「因幡の白兎」でした。
ファッションデザイナーやイベントプロデューサーとして国際的に活躍した山本寛斎さんが、今月21日、白血病のため76歳で亡くなったことが発表されました。
前衛的なデザインは若者を中心に支持を集め、海外のコレクションに積極的に参加するなど国際的に活躍し、デヴィッド・ボウイやスティーヴィー・ワンダーなど世界的ミュージシャンとも親交を深めました。
また、様々なイベントのプロデュースやパッケージデザイン、Webデザインなど、ファッションデザイン以外にも幅広い分野で活躍していました。
山本寛斎さんの代表作である『因幡の白兎』は同名の昔話をモチーフにした作品で、歌手のデヴィッド・ボウイさんがステージ衣装として着用したことでも有名です。『因幡の白兎』は1971年、山本寛斎さんが日本人として初めてロンドンで開催したファッションショーである''KANSAI IN LONDON''で発表されました。
山本寛斎さんが逝去されました。デヴィッド・ボウイの衣装デザインでも知られる寛斎さん。心よりご冥福をお祈り申し上げます。#山本寛斎 © Sukita / The David Bowie Archive © Eikon G.Perticoni pic.twitter.com/G5m517GiNd
— Numero TOKYO (@NumeroTOKYO) July 27, 2020