問題の解説
第1問
正解は「車内で礼拝ができる「モバイルモスクカー」」でした。
50人超が礼拝できる「モスクカー」開発 五輪でのもてなしに #nhk_news https://t.co/9NQUigaqgP
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月24日
イスラム教では、日の出前、昼12時頃、午後3時頃、日の入り、夜7時頃の1日5回、聖地カアバ神殿の方角を向いて礼拝を行います。
東京オリンピックの選手村には礼拝が行える施設が設置されますが、観客として訪れたイスラム教徒については、礼拝施設設置が予定されていません。
そこでトラックのコンテナを改造し、左右に大きく展開することで50人ほどが同時に礼拝できる移動式礼拝堂の開発が相次いでいます。
夏の暑さに備えエアコンを完備、また手足を清めるための設備や、聖地の方角が分かるコンパスなども設置が予定されています。
日本では馴染みの薄い方も多いイスラム教ですが、オリンピックのホスト国に住む身としては、これを機に学んでおくのも良さそうですね。
という訳で手始めに、こんな記事はどうですか?
第2問
正解は「1億円」でした。
国際通貨基金(IMF)が23日、南米ベネズエラのインフレ率が、年内にも100万%になる見通しと発表しました。
ベネズエラは石油埋蔵量が世界一と、本来であれば資源に恵まれた国ですが、近年の石油価格下落や独裁的なマドゥロ大統領の失政、アメリカによる経済制裁などで物資が不足し、物価が上がり続けています。
またIMFでは、今年のベネズエラの実質経済成長率をマイナス18%と予測しており、経済の立て直しは非常に困難と見られます。
このような状況から、食料品や医療品の不足、治安の崩壊など国民は深刻な問題に直面しており、周辺国ではベネズエラからの難民が後を絶たない状態です。
最近では、世界遺産に登録されている植物園でも経済危機から深刻な水不足となり、多くの植物が枯れていると報じられたりもしました。
世界遺産の植物園が瀕死状態、ベネズエラ経済危機で水が不足(字幕・20日) https://t.co/NKqSs353Wu pic.twitter.com/AscjezsbWD
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年7月23日
第3問
正解は「南極の氷山を切り取って持ってくる」でした。
南アフリカの大都市ケープタウンではここ数年、深刻な水不足に悩まされています。これは降水量の減少に加え、急激に人口が増加しているのも要因です。
貯水ダムの貯水率が一定量を切ると段階的な計画断水が行われ、最悪の場合、水道水が完全に止められ水が配給制になります。
配給制になると、1人につき1日25Lしか使えなくなります。そのため市民は日頃から節水(1日50Lまで)をしていますが、今年の水不足は特に深刻となっています。ちなみに、トイレなど水回りの商品で知られるTOTOによると、日本人1人あたりの水使用量はおよそ186Lです。
そこで生まれたアイディアが、海難救助の専門家が提案する「南極の氷山を切り取って持ってくる」です。
計画には多大なコストがかかることもあり、ケープタウン市は現時点で実現について否定的ですが、ゆくゆく選択肢のひとつになるかも知れません。